在宅ワーク活用・導入支援

在宅ワーク活用に関する取り組みを紹介します。

弊社では在宅ワーカーを積極活用しており、また、クライアント企業への在宅ワークの導入支援も行っています。ここでは、弊社での経験を踏まえ、在宅ワーカーの活用法や導入メリットについて説明します。


弊社の在宅ワーク活用の取り組みについて、テレビ放映されました。
≫放送内容はこちら「在宅ワークで働くママの1日を観測」(フジテレビ 2016/10/17)

在宅ワークとは何か

「在宅ワーク」の言葉の定義

在宅ワークとは、パソコンなどの情報通信機器を利用して、主に自宅で仕事を行うことです。「テレワーク」「在宅勤務」とも言います。

また、在宅ワークする方のことを、在宅ワーカーと呼びます。「SOHO」とも呼びます。

「在宅ワーク導入」「在宅勤務」は社会に必要

在宅ワークの導入は、企業にも働き手にも意義があります。

少子高齢化により、日本は労働人口が減少し、企業の採用活動も難しくなっています。こ特に地方において、この社会変化は顕著に現れています。

このような背景から、「これまで存分に働けなかった人材」が活躍できる在宅ワーク・在宅勤務は社会にどんどん浸透し、当たり前の働き方になっていくだろうと、弊社では考えています。

企業における在宅ワークの意義

  • 在宅ワークを導入することで、採用・人材確保が容易になる
  • 能力のある社員に、より長く働いてもらえる
  • コストがあまりかからず、社内の規則と仕組みを少し変更すれば導入できる
  • 特に身軽な中小企業に有利

働き手における在宅ワークの意義

  • 在宅ワークが浸透すれば、今よりもライフスタイルに合わせて働ける
  • 住んでいる場所と関係なく、働く場所の選択肢が増える
  • 自分の能力に合った職場を選び、能力を活かし、磨きを掛けることができる

弊社と在宅ワーク

弊社は、中小企業を対象に、ネットショップ/Eコマース領域を中心にコンサルティングをしています。日本全国のクライアントからご相談を頂いているうちに、どの会社も「人の問題」が課題として大きいことに気づき、自然と在宅ワーカー活用についても提案するようになりました。

また、弊社自身も、常勤メンバーのうち、約1/3が在宅スタッフです。
在宅ワーク・SOHOのスタッフが働きやすいよう社内の仕組みを整え、在宅スタッフに仕事を発注しています。また、正社員についても、約半数が女性なので「出産・育児にも配慮した職務体制」を目指しています。

今では、以下の考え方や活用方法を、多くの企業にご提案し、大変好評を頂いています。
以下、弊社での経験も踏まえ、詳しくご説明します。

在宅ワークの種類と特徴

ひとくちに在宅ワークといっても、実はいくつかの種類があります。
在宅ワークの種類を知ることで、より活用しやすくなります。

「社員型」と「フリーランス型」

在宅ワークには、「社員型」と「フリーランス型」の2種類があります(弊社での呼び名です)。
どちらも大切ですが、弊社では特に後者のフリーランス型の導入を支援しています。

  • 社員型
    • 社内制度により、社員が在宅勤務へと切り替えるケース
    • 契約形態は、「雇用契約」
    • 出産や介護などを契機に、在宅主体での勤務に切り替え
    • 災害時、一時的に在宅で勤務
  • フリーランス型
    • 出勤する社員とは別に、最初から在宅ワーカーとして募集
    • 契約形態は、「フリーランスや外注と同じ形(業務請負契約)」が多い
    • 全国を対象に募集できる。特に小企業や地方での求人に有利

「案件ベース」と「時給ベース」

フリーランス型の契約には、「案件ベース」と「時給ベース」の2種類があります。
どちらも有意義ですが、弊社では特に後者の時給ベースをお勧めしています。導入の難易度は高いですが、うまく導入できると、非常に効果が大きいためです。

  • 案件ベース
    • 「納品物(例.ページ制作枚数)×単価」という契約
    • 単純作業や専門的な業務に向く
    • 実質、外注
  • 時給ベース
    • 「実働○時間×単価」という契約
    • 契約は外注だが、人を選べば準社員的に活躍してもらうことできる
    • 「時給」は雇用契約での表現なので、正しい表現は「時間あたりの報酬」

「クラウドソーシング」は在宅ワークの一形態

昨今増えている「クラウドソーシング」も、在宅ワークの一形態です。「クラウドソーシング」で働く人は、「クラウドワーカー」と呼ばれます。

これは、インターネット上の群衆(クラウド)に対して仕事を委託することを指します。
クラウドソーシングでは、短い記事の執筆や翻訳作業などを一度に大勢に依頼することで、短期間かつ比較的低料金で作業を仕上げることができます。

弊社が勧める在宅ワーク活用には、クラウドソーシング活用も含まれます。ただ、単純作業を委託するよりも、「準社員として活躍してもらう」形の在宅ワークのほうが、よりお勧めです。

在宅ワーク活用・在宅勤務導入のメリット

ここでは、在宅勤務導入の、様々なメリットを紹介します。
弊社では社員型ではなくフリーランス型の在宅ワーカーが主体なので、フリーランス型在宅スタッフの話が中心です。

企業のメリット

  • 地方でも優秀な人材を確保できます
    • 地方は採用が大変で、特にネットショップ運営やWEB制作スキルを持った人は、求人募集を出してもなかなか採用できません。
    • しかし、在宅勤務なら地域内だけでなく、全国を対象に採用活動ができるので、優秀な人材を確保できます。
  • スキルのある人材に発注できます
    • 社内で育成するのは大変ですが、全国を対象に募集することで、求めるスキルのある人を見つけ、柔軟に仕事を依頼できます。
    • 弊社でも、重要な戦力として、様々な分野で活躍いただいています。
  • 状況に応じて、柔軟に発注できます。
    • 従業員を雇用した場合は、短期間で契約終了するわけにはいきません。
    • しかし、個人事業主・フリーランスの在宅ワーカーで、かつ事前に相互の同意があれば、より短期間での依頼が可能です。
    • 繁忙期で一時的に人手が足りない状況や、需要が見込めるか分からない新規事業、経営環境が流動的な場合などに有効です。
    • 在宅ワーカーを中心にチームを組むこともあります。
  • 一般的な「外注」よりも幅広い仕事を発注できます。
    • 一般的な外注は、例えばWEB制作やサイト運用など、決められた範囲の業務を行います。
    • 一方、多くの中小企業では、こまごまと幅広い業務が発生するため、外注でカバーできない諸業務が生まれます。
    • そこで、在宅ワークです。在宅ワーカーの中には、「秘書的に幅広い業務をお願いできる人」がいます。こういった「色々頼める人」を上手に見つけられれば、かなりの業務改善になります。

働き手のメリット

  • ライフスタイルに合わせた働き方ができます
    • 小さなお子さんがいたり、介護が必要な家族がいるなど、家で仕事がしたい事情がある方も、家事や育児・介護と仕事を両立しながら、自分のペースで柔軟に働くことができます。
    • 出勤時間が不要かつ、居住地にとらわれずに働くことができるので、仕事の選択肢も広がります。
    • また、ちょっとした空き時間に働くことも可能なので、子育て中のお母さんもワークライフバランスを確保しながら仕事ができます。
  • 経験を活かせます
    • 前職で経験を積んでいながら、「出勤できる近所の職場に、経験を活かせる仕事が無い」というケースは多々あります。
    • 地域内にはそのような職場がなかったとしても、全国に視野を広げてみると、あなたの経験を活かしてくれる職場はきっとあります。
    • 「地域の垣根を越えて仕事を探す」ことで、経験を活かせて、より自分らしい職場に出会うことができます。また、そこで自分の経験を高めることもできます。
  • ストレスが軽減されます
    • 通勤時間がないため、まず肉体的なストレスが軽減されます。
    • また、在宅ワークに人間関係がないわけではありませんが、出勤する職場ほど濃密な関係にはならないため、人間関係上のストレスも経験されます。
    • 一方で「孤独に働く」ことがストレスだというケースもありますが、少なくとも「在宅ワークを視野に入れることによって、自分の適性とマッチする職場が見つかりやすくなる」ことは間違いありません。

地域のメリット

人口減少に悩む地方の自治体にとっても、在宅ワークはメリットがあります。
具体的には、地域活性化につながります。

  • 新たな税収が期待できます
    • 東京などの都市部の仕事を、直接受注できるからです。
    • また、スキルを持っていても、出産・育児のために外では働きにくい女性が、生産側に回って活躍してくれるからです。
  • 全国に働く機会が存在するため、地方でも専門的な仕事に就くことができます
    • スキルを学び、人材として成長する意欲が増します。これにより、人口流出の防止や地域活性化につながります。
  • 地方移住のハードルが下がります
    • 地方への移住を目指す人にとっても、在宅ワークは移住のハードルを下げてくれる働き方です。

これらのメリットを期待して、様々な自治体で「地域として在宅ワークを推進していく試み」がなされています。

在宅ワークで何が頼めるのか

在宅ワーカーに依頼できる仕事の例

インターネット環境の発達やクラウド・システムの充実によって、在宅でも幅広い仕事ができるようになっています。
様々な仕事を依頼できるため、1回きりだけではなく、人手不足の企業が継続的に仕事を依頼するケースが増えています。

事務・運営系 データ入力、受発注業務、資料作成、ネットショップ運営業務、カスタマーサポート など
編集系 文字起こし、ライティング、DTP、校閲など
デザイン系 WEBデザイン、イラスト制作、バナー作成など
システム系 ホームページ作成、設計、開発、プログラミング、システム保守など

在宅ワーカーの主要業務

厚生労働省が発表している「在宅ワークの適正な実施のためのガイドライン」を見ると、いま在宅ワーカーにどのような仕事があるかを知ることができます。

具体的な仕事内容と比率は、下記の通りです。
「ネットショップのシステム運営・管理」については、2.0%という状況です。数字としてはまだ少なく見えますが、今後どんどん増えてくることが予想されます。

この1年で在宅ワーカーに発注した仕事

弊社における在宅ワーク活用

NHKのテレワーク特集で紹介されました

NHKの報道番組「クローズアップ現代」のテレワーク特集で、在宅スタッフを活用している実例として、当社が紹介されました。

「クローズアップ現代」テレワーク特集1「クローズアップ現代」テレワーク特集2

在宅ワークの活用をご検討中の方へ

在宅ワークについては、ECコンサルティング・サービスの一環で、活用方法のご紹介やご提案をしています。在宅ワークのみのコンサルは行っていませんので、ご了承ください。

提案例:

  • 在宅ワークの募集の仕方(選考、採用~発注)
  • 在宅ワークを活用するためのポイント
  • コミュニケーション方法などの仕事の工夫
  • クラウドを活用した在宅ワークの仕組み など

ご興味がある方へ

ネットショップ向けに、コンサルティング・サービスを提供しています。
在宅ワークの活用を含め、様々なご相談ができます。ご興味がある方は、下記ページをご覧ください。

メディア・報道の方へ

弊社では、テレビ・雑誌・新聞など、各種メディアからの取材を積極的にお受けしています。
取材のご依頼やお問い合わせは、下記フォームよりお気軽にご連絡下さい。