こんにちは、坂本です。
仕事柄、ネットショップ運営者の皆さんから、いろんな悩みを伺います。そんな中で意外と多い悩みが、「考えることが多すぎて、忙しいのに全然仕事が進まない」というもの。すごく多いです。「仕事が増えるほど、頭の回転が落ちる」ような感覚ってありませんか。私はよくあります。
今日は、そんなときの仕事の進め方について。「言われてみればそうだね」って話なんですが、意外と気が付かなかったりするものです。
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例えばこんな状態「繁忙期にスタッフが退職！」
これから繁忙期！という時期にスタッフが一人辞めてしまうことになり、受注作業が回らなくなることが予想されている。さて自分でやるか、臨時で雇うか。後者の場合は教育をどうするか。・・などと考えているうちに、最近急に競合他社が伸びてきていて、そちらへの対策も何か打たなければ。そんな状態。
ヘビーな案件が重なると、頭の中では対処しきれない
どちらも大きいテーマなので、うーんうーん・・って頭を抱えてしまいがち。そして、悩む割に何も手に付かない状態になりがち。ですよね。どっちか片方ならいいんだけどなあ。
ヘビーな案件には「頭をフル回転」させて対応したいわけです。ヘビー案件が２つ同時に発生すると、それぞれに回転率５０％で考えることになってしまい、どっちにも対処できなくなります。
さあどうするか。
頭が重いと走れない。仕事も同じで「進まない」
「頭の上に水瓶を載せた人」を想像してみてください。よくアフリカのどこかの部族の女性がやってるの、テレビで観たりしますよね。
速く走りたいのに、頭が重くて走れないこの状況、仕事によく似ていませんか。
壺の中には水が満タンに入っていて、少し動いただけで水面がチャプチャプいってます。
さて、その状態で速く走ろうと思って走れるでしょうか？走れません。
まず、頭の中を軽くするために「水瓶を下ろそう」
では、どうしたらいいかというと、答えは簡単。下にもう一つ水瓶を用意して、水を半分移せばいい。そうすれば早く動けるようになる。頭を軽くすわけです。
仕事に当てはめると、今考えるべきことは頭に残して、今考えなくていいことは別の場所に置いておくということ。一旦脇に置く。
え。それができたら苦労しない？
まあそうですね。「気にしないようにする」っていう精神論では、頭は軽くなりません。気の持ちようではなく、頭の中身を、「物理的に」外に移す必要があります。
頭をスッキリさせる、簡単で効果的な方法とは？
おすすめの方法があります。
私は去年くらいからやってますが、非常に効果が高いです。
裏紙を用意し、そこに頭のなかに浮かんだことをガンガン書き出していくんです。無秩序でいいので、思ったことをひたすら書きます。頭のなかにあるモヤモヤが、文字の形をとることで、自分から切り離すことができます。「頭のなかで悩む」のではなく、「手で書いた文字を見ながら悩む」ほうが楽なんです。不思議ですが本当です。
考えを外に出す「スピード殴り書き」のやり方
やり方に決まりはないですが、私の場合はこんな感じ。
いくら書き損じてもいいように、裏紙を使います。
- 一番上に「どうすれば○○が解決するか」と書く。つまりタイトル。
- 思いつかない時は「なんなんだこれは」等、思った感情を書く。
- 大抵恥ずかしい内容になるので、誰にも見せてはいけないｗ
- 殴り書きが基本。手を止めない。ハイスピードで書く＝脳が動く。
- ひとりごとのように愚痴のように書き続けます。ロジック無用。
- 一段落したら、書いた文字を眺める（一段落するまでは書き続ける）。
- 書いた文字を眺めて、２枚目の裏紙に整理します。
ちなみに、この方の本を参考にしました。おすすめです。
http://diamond.jp/articles/-/46254
もともと個人的にやっていたんですが、とあるコンサル先の方が「仕事が進まない」と言っていたので上記の個人的な経験をお伝えしたところ、非常に効果があったようです。いまでは弊社のメンバーも皆やっています。
まとめ
もし「考えることが多すぎて自分の仕事が進まない！」というときは、壺の水をザバッーと移すがごとく、思い切ってモヤモヤを紙に転写してみてください。
一旦モヤモヤを書き出し、それを見て整理する
「書いて整理する」という１ステップではなく、「（未整理でいいから）一旦書き出して」「それを見ながら整理する」という２ステップですね。
重い案件が複数走っていて余裕がない時ほど、効果があると思います。
プライベートでも有効です。
ぜひお試し下さい！
PS
ひとりで考えるのは煮詰まりやすいので、誰か「壁打ち相手」を置いて、「話しながら頭を整理する」のもおすすめです。
弊社のコンサルタントなら、ウェブ会議を使って「話しながら考えをまとめる」お手伝いもできますよ。相談相手が必要な方、興味のある方は、以下のページをご覧ください。
カテゴリー： 判断力と実行力
