こんにちは、坂本です。
先日、弊社川村が書いた記事が、宣伝会議(という名前の会社)の雑誌に載りました。EC業界では読んでいる人あまりいないかもしれませんが、広告とか販促の業界では有名です。
昔からコピーライター講座やってますね。私、10年くらい前に、コピーライターに憧れて受講しようかなと思ったんですよ。迷って、やっぱネットの時代だよねと思って楽天に入社したんですけどね。いま、結局似たようなことしてますw 懐かしい。
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販促ノウハウ雑誌「販促会議」に掲載されました
で、記事が載ったのは同社が出版している販促ノウハウの雑誌「販促会議」。
弊社川村がご指名頂いて、「ECサイトのキャッチコピーについて」書きました。
ECサイトの商品ページに見る、よくないコピー例
悪い商品ページと良い商品ページを並べて解説しているわけですが・・
「悪い例」が容赦がないw
「こだわり」って書いたらダメ
「極上」って書いたらダメ
「当社独自の製法」とか書いてもダメ
「誰もが旨いと絶賛」みたいなことを書いてもダメ
で、とどめに、「こだわりと独自性を勘違いした、自己満足なコピーに注意」。
容赦ないw
まあ、記事自体は煽るようなものではなく、ごく真っ当です。ほんと、実際その通りだと思います。「こだわり」ってNGワードだなと。。
じゃあどうすりゃいいんだ、って話だと思いますが、ま、雑誌の記事は売り物ですから、雑誌の方を読んで下さい(^^;)ちょっと大きめの書店ならどこでも置いていると思います。もちろんネットでも買えます。
実店舗のキャッチコピーのノウハウも載ってます
今回の号には、ウチ以外のキャッチコピーノウハウも載ってまして、本のPOPとか実店舗の看板とか色々あります。
よくよく読むと、どのコピーライターとかコンサルタントも、みんな同じこと言ってますね。電通のコピーライターの方も寄稿してまして、ああいう広告会社の人ってイメージ広告主体だからレトリック重視なのかと思ったら、意外とそうでもなく。我々のような売上アップ屋さんと、似たようなことを仰ってました。
伝えたいことを「素直な言葉」にしよう
世の中に美辞麗句が溢れれば溢れるほど、素直で的を得た、具体的な言葉が刺さるんだなぁと思います。
素直、ってのは、何も考えないってことじゃないんですよ。むしろ反対。
伝えたいことを「素直な言葉」に落とし込む・・・引き算の苦労があります。で、これ面倒くさいんで、サボっちゃう人が多い。引き算サボって、複雑なことを複雑に語っちゃう。だから売れない。
意識しないと、人間の脳は考えることをサボる
そもそも、人間の脳って、基本的にサボるように出来てるように思います。
みんな(私も)、聞くときには「具体的な話(事例とか)」を聞きたがるくせに、人に何か説明するときは細かい話をはしょるんですよねーーー
話を聞くときの本音 「よくわかんないし、考えるの面倒だから、具体的に言えよ」
話をするときの本音 「細かいところまで言うのは面倒だから、自分で考えろよ」
上司と部下の会話にも似てますねw (話すのも聞くのも上司脳はサボりがち)
上司と部下の会話なら、部下が頑張って合わせます。上司がエライから。
社長の皆さん、部下の話を聞くときによく言いますよね。「結論から報告しろ」とか、「具体的に話せ」とか。そのくせ、部下に何かを伝えるときは、「1から10まで聞かないで、もっと自分の頭で考えろ」とも言いますよね。
あれ、「俺は忙しいから、あまりアタマ使わなくても理解できるように、噛み砕いたり、具体的に話したりしろ」って意味ですよね。いやいや、いいと思いますよ。全く正しいです。上司は忙しいから。
ネットショップも同じ。具体的に商品説明しましょう
では、売り手(店)が、買い手(客)に、何か説明するときは・・・
当然、お客さんがアタマ使わなくても理解できるよう、噛み砕いて、具体的に語らねばならないわけです。
でも、自社がやってる色んな工夫が、お客さんにとってどういう意味があるか、予備知識のない相手の立場に立って語る・・・これ、めんどくさいんです。めんどくさいから、サボる人が多い。
サボったらどうなるか。「こだわり」の一言で説明を済ませちゃう。それっぽいですからね。でも、安易な逃げですよ。
川村がよく言うんですけどね、こだわってるから何なんだとw こだわって何か工夫したなら、それを書けと。「こだわりケーキ」とか書くとそれっぽいけど、そんなのはまやかしで、「工夫したケーキ」っていう意味だろう。それは商品名じゃないだろう。何をこだわったんだと。素人相手でもちゃんと説明してくれよと。怠慢の現れじゃないかと。いち消費者として、私もそう思います。
そんなわけで、「上司への報告」が分かりやすくなるよう頑張ってるけど、「お客さんへの説明」は分かりづらいまま・・という会社が多そうな気がします。
どうですかねーー
PS
販売している商品はお店ごとに違いますから「セオリーが分かっても、実際に自分の店や商品に適用するのが難しい」という方もいらっしゃるかと思います。弊社のコンサルタントがお手伝いができるかもしれません。
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カテゴリー: 売れるキャッチコピー