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こんにちは、坂本です。
2010年は色々動きがありましたよね。ふだんこのブログはニュース系の話は書かないんですが、たまには書いてみます。
要約すると、「先行大手(楽天とアマゾン)の後発突き放し」と、「後発(ヤフーとGoogle)の連携による追い上げ」 という両方の動きが目立った気がします。さらに、EC以外のネットサービスが世間に深く深く浸透した1年だったように思います。こういった動向を踏まえて自店舗の将来を考えないといけませんね。
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- 目次 -
Eコマース業界の10大ニュース
先行大手(楽天とアマゾン)の後発突き放し
- モールとリアルの連携。百貨店の提携(物産展)やマスコミ露出が増加
- 「楽天銀行」誕生。楽天市場でEdyが利用可能に。経済圏が拡大
- 配送スピード化(半デリバリー化)が加速(アマゾンや楽天24)
後発(ヤフーとGoogle)の連携による追い上げ
- Googleショッピング日本版が登場
- Yahoo!ショッピングとZOZOが提携
- GMO系レンタルカートの商品がYahoo!ショッピングに掲載開始
その他の大きなニュース
- Yahoo!JapanがGoogleの検索エンジンと広告システムを採用
- X(旧Twitter)が一般層や総理大臣にまで広まる
- グルーポンなどフラッシュマーケティングが流行
- 中国ECが加速。チャイナモールと楽酷天。
- 楽天有名店舗がまた倒産。。
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あれ。ニュースが11個あるな・・それはまあいいとして。詳しい内容に興味がある方は検索してみて下さい。
中小EC事業者はこれからどうすべきか?
これらを踏まえて、中小EC事業者はどうすべきか。
モールの競争激化、自店舗の立ち位置を見直そう
モール内の競争が激化しているので、前回の記事でも書いたとおり、正面からマトモにぶつかってちゃダメだと思うんです。
漫然と売るだけでなく、自社の独自性/新奇性や立ち位置を見直して、モール内外で売れるようにそれを磨いていくのが大事じゃないかと。あくまでも戦略の中核に「店舗コンセプト=自社の独自性や顧客に提供する価値」があって、それを発揮する場所として本店(独自ドメイン店)なりモール店舗なりがあるという構図。「ショップありき」じゃ無くて。
去年の訳アリ商品ブームに続き、ECへの注目が増えているので、店舗コンセプトがとんがっていればクチコミやマスコミが後押ししてくれるし、そうじゃないと激しくなる競争に飲み込まれていくように思います。とはいえ、今日の御飯を食べないといけませんので、現手実的には、「激しい競争をしのいで利益を上げつつ、同時に新しい世界を模索する」という二正面作戦が大事になるはず。
具体的にどうしたらいいか分からない方へ
今年発売された弊社書籍ではそのための方法論を紹介していますが、もっと具体的にどうしたらいいかアドバイスが欲しい場合は、弊社のコンサルティングサービスをご利用下さい。
わたし神様じゃないんで分かる範囲でのご提案になりますが、「一緒に考えてくれる安心感」についてはご好評を頂いております。詳しくは、以下からどうぞ。
ともかく、我々はECの大海に乗り出して、かなり沖の方まで進むことができました。ここにきて、風の勢いが強まっています。これを追い風にするか、逆風にしてしまうかは、我々の帆の張り方次第、というわけですね。
来年も頑張りましょう!
カテゴリー: EC業界ニュース