「社長と合わない」「仕事がキツイ」と感じるときの選択肢について、お話しします。
なぜ社長は、従業員にプレッシャーを与えるのか?
多くのネットショップの経営者(社長・オーナー)は、常に売上へのプレッシャーにさらされています。競争の激しい業界ですし、環境の変化もめまぐるしいので、焦ることがあります。
また、経験の差があるにもかかわらず、自分の部下が「自分と同じように、物事を考えることができる」と思い込んでしまいがちです。
そのような事情から、従業員に対して振り回すような発言をしたり、無茶な仕事の振り方をしてしまうことがあるのです。
(もしあなたが社長なら、できるだけ部下を振り回さないように、仕事の調整を心がけるべきでしょう。)
さらに、古い会社の二代目・三代目社長などであれば、まだ比較的穏やかなのですが、特に創業社長、つまり自分で会社を立ち上げた人の場合は、かなり動物的な嗅覚を持っていて、「常人にはないスピード感と勢い」で仕事をする人が少なくありません。
この場合、ついていければかなりの勉強になりますが、ついていけない場合、かなりプレッシャーを受けることになるでしょう。
経験は積めるが、負担も大きいのがネットショップ
ネットショップの仕事は、小さな職場の中で経営全般に携わることができるので、自分の経験や成長につながりやすい職場だと言えます。
その一方で業務の幅が広く、単純作業も含めて様々な作業があります。作業をこなすことに時間をとられて、本当に自分のキャリアになるような勉強に時間を割けないことも珍しくありません。
また、EC業界の良い面でもあるのですが、お店や売上の規模が急に大きくなるケースもよくあります。こうした急激な成長は様々なイレギュラーな業務をもたらし、残業も飛躍的に増えることになります。
ところが、勤務時間が長くなっても、企業規模が比較的小さいので、給与はどうしても安く抑えられがちです。勉強するつもりであればいろいろ得ることの多い仕事ですが、同時に従業員にとって負担の大きな仕事だとも言えます。
現状を変えるには?
「社長と合わない」「仕事がキツイ」と感じたとき、あなたの取る選択肢は主に次の2つが考えられます。
- 社長を理解し、経営の目線に立つ
- 転職して他の職場を探す
1.社長を理解し、経営の目線に立つ
まず、1について説明します。
社長は小さな会社をめまぐるしい変化の中で経営しているが故に、従業員を振り回すことになってしまっています。つまり、「社長が何を考えて、何を感じているか」を理解すれば、その発言や行動を先回りして理解することができます。また、そうなることができれば、あなたの意見にもかなり耳を傾けてくれるようになるはずです。
例えば、単純作業が多く疲れている場合、外注による業務の効率化等を提案すれば、採用してくれるかもしれません。社長と合わないならいっそのこと、右腕的な立場で経営の目線に立ってみる。それができれば、会社が大きくなった時に、幹部や役員として昇格することも夢ではありません。
2.転職して他の職場を探す
そして2の転職という選択肢については、別のページに詳しくまとめました。
ただ、転職先でも同じようなことになる可能性は大いにありますから、よくよく考えて衝動的な転職は避けましょう。
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