更新日:2024/2/19
- 楽天市場でRPP広告を出稿したけれど、表示されているのかよくわからない……
- 楽天の手引きのとおりに設定したはずなのに、いくら検索しても出てこない……
- どうすればウチの店のRPP広告が表示されるんだろう……
上記のようなお悩みをお持ちではありませんか?
この記事では、楽天のRPP広告が表示されずお困りの方に向けて、RPP広告が表示されない7つの原因と対策を紹介します。対策をしたあと、RPP広告が表示されるようになったかを確認する方法も解説するので、ぜひ最後までお読みください。
RPP広告とは
※出典:楽天市場
RPP広告(楽天プロモーションプラットフォーム広告)とは、ECモール「楽天市場」の出店者が利用できる商品ページ向けの検索連動型広告のことです。RPP広告を出稿すると、楽天市場内の商品検索結果の上位などに、自分の商品を表示させることができます。
RPP広告は運用が簡単なのが特徴で、予算やクリック単価など基本的な設定をおこなうだけですぐに出稿が可能です。入稿作業や審査も不要なため、気軽に利用できる広告として多くの楽天出店者が活用しています。
RPP広告のメリットや設定方法については以下の記事で解説していますので、より詳しく知りたい方は、ぜひご一読ください。
RPP広告が表示されない7つの原因と対策
そんな便利な楽天のRPP広告ですが、楽天のマニュアルのとおりに出稿したはずなのに「なかなか表示がされない」ということがよく起こります。
以下、RPP広告が表示されないときに考えられる7つの原因と対策を紹介します。それぞれ詳しく見ていきましょう。
- 原因1:商品ページの情報が不足している
- 原因2:CPCが低すぎる
- 原因3:他店がキーワード指定で出稿している
- 原因4:狙うキーワードの難易度が高すぎる
- 原因5:予算切れ状態・出稿停止設定になっている
- 原因6:出稿内容が反映される前
- 原因7:配信対象外の商品として扱われている
原因1:商品ページの情報が不足している
RPP広告が表示されない原因でまず考えられるのが、商品ページの情報が不足していることです。
RPP広告は、商品ページの登録情報をもとに掲出先を判断しています。つまり、商品ページの情報が充実していないと、RPP側がどこにこの商品を表示させるべきかの判断ができず、表示先が絞られてしまうのです。
例えば、猫柄のマグカップをRPP広告に出稿する場合で考えてみましょう。商品説明文に「マグカップ」としか書いていない場合には「マグカップ」の検索結果でしか露出が期待できませんが、「猫柄のかわいいマグカップです。猫グッズがお好きな方におすすめです」と書いておくと、「猫柄 マグカップ」「猫グッズ」「マグカップ かわいい」といったキーワードで検索した際に、RPP広告が表示されやすくなります。
RPP広告が表示されないときは、「商品名」「キャッチコピー」「商品説明文」「販売説明文」にRPP広告で表示させたいキーワードを書き込めているかをかならず確認しておきましょう。
※RPP広告の露出増加や、検索対策を目的にキーワードを脈絡なしに羅列するとスパム判定を受ける恐れがあります。自然な紹介文のなかにキーワードを入れ込むようにしてください。
原因2:CPCが低すぎる
2つ目の原因がCPC(Cost Per Click/クリック単価)が低すぎることです。
RPP広告は、基本的にCPCが高いほど表示がされやすい傾向があります。例えば、まったく同じ商品でCPCが10円と100円のものと2つあった場合、100円で出稿されている商品の方が高確率で露出されるイメージです。
そのため、CPC10円など低単価で出稿していると、なかなか表示が獲得できない状態に陥りやすいです。RPP広告を出稿したのに表示されない場合には、CPCを少し引き上げてみることを検討してみましょう。
なお、具体的な目安金額がわからない場合は、キーワードごとにCPCを設定する際に参照できる「目安CPC」を確認するようにしてください。(RPP広告のメニュー>商品・キーワード設定>新規登録と進み、商品管理番号を入力して「登録する」を押すと確認ができます。)
ただし、必要なCPC目安は随時変動します。定期的に確認し、設定を見直すようにしましょう。
※商材やキーワードによっては、CPC10円でも十分に表示が獲得できる場合もあります。表示させたいからといって、いきなりCPC数百円で設定してしまうと、ROAS(Return On Advertising Spend/広告の費用対効果)が悪化するリスクがあります。5~10円ずつCPCを引き上げるなど、少しずつ調整をかけていくのがおすすめです。
原因3:他店がキーワード指定で出稿している
原因の3つ目は、他店がキーワード指定で出稿しているケースです。
RPP広告は、キーワード指定でCPC設定されている商品の方が、優先して表示がされやすいと言われています。そのため、他店がキーワード指定でCPC設定をかけている場合、なかなか表示が取りづらくなってしまう可能性があります。
どうしてもRPP広告で表示を獲得したい検索キーワードがある場合は、自店舗でもキーワード指定でCPC設定をするようにしましょう。(RPP広告のメニュー>商品・キーワード設定から指定が可能です)
原因4:狙うキーワードの難易度が高すぎる
狙うキーワードの競争が激しく、そもそも表示の獲得が難しいのも原因の1つです。
例えば、「ギフト」「クリスマスプレゼント」など競争の激しいビッグキーワードでは、CPCや商品ページ内容を適切に設定していたとしても、なかなか表示が獲得できないことがよくあります。無理に表示させようとすると、数百円単位のCPCが必要になるなど、ROAS悪化や広告費の高騰が懸念されます。
まずは競争が穏やかな別キーワードで表示されるよう調整することを検討しましょう。
原因5:予算切れ状態・キャンペーンが無効設定になっている
5つ目の原因が、単純な予算切れや、キャンペーンが無効設定になっている状態です。
まず予算切れについてです。
RPP広告は、月初に設定した予算を使い切ると、翌月まで出稿が自動的に停止されます。5,000円など低めの予算に設定している場合、数日程度で予算を使い切ってしまい、表示されなくなることがよくあります。
コンスタントに表示させておきたい場合には、RPPの管理画面をこまめに参照し、予算が残っているかをチェックするようにしましょう。
次に、キャンペーンが無効設定になっている場合です。
これはキャンペーン設定(入稿準備のこと)まではしたけれども、有効化までできていなかった、というイージーミスです。「まさか」と思いきや、意外とやりがちなので注意しましょう。
出稿を有効化できているかは、RPP管理画面の「キャンペーン」で確認しましょう。
※出典:RMS
原因6:出稿内容が反映される前
原因の6つ目は、まだ出稿内容が反映されていないというケースです。
RPPは設定してから出稿されるまで、最大24時間ほどのタイムラグがあります。初めて出稿する際は、つい何度も反映されたかを確認したくて繰り返し検索したくなりますが、表示されるまでは一定の時間が必要ですので、焦らないようにしましょう。
状況を確認するのであれば、出稿した翌日以降がおすすめです。
原因7:配信対象外の商品として扱われている
以下のケースに該当する商品は、表示条件を満たしていても配信されなくなります。
該当している場合は、商品設定や出品内容を見直すようにしましょう。
- 商品在庫がない商品(注文を受け付けている場合は配信対象です)
- 販売期間終了、倉庫格納、闇市、サーチ非表示など公開がされていない商品
- 価格が0円に設定されている商品
- 禁止商材など楽天の規制に該当する商品、もしくは削除された商品
- RPP広告の設定で除外商品に指定されている商品
RPP広告が表示されたかを確認する方法
RPP広告は通常、出稿開始もしくは更新後から24時間以内に表示・反映がおこなわれます。
しかし、RPP広告は純広告とは異なり、入稿すれば100%表示されるタイプの広告ではありません。そのため、実際に広告が表示されるようになったのか、確認がしづらい性質があります。
そこで以下、RPP広告が表示されているかを確認する方法を紹介します。
出稿・更新したRPP広告が無事に表示されるようになったのか不安な方は、この方法で確認をしてみましょう。
Step1:RPP広告の設定画面を開く
※出典:RMS
まずはRMSでRPP広告の設定画面を開きます。
RMSにログイン後、レフトナビゲーションの「1.広告(プロモーションメニュー)>1.広告のご案内「検索連動型広告(RPP)」の順に進んでください。
Step2:「当月予算と実績」で予算の消化状況を確認する
※出典:RMS
RPP広告の設定画面を開くと上図のように「当月予算と実績」が表示されます。「当月予算と実績」とは、RPP広告の実績を簡単に確認できるデータのことです。
RPP広告が表示され、お客さんにクリックされるようになっていると、実績や予算の消化率に反映されます。しかし、うまく表示がされていない場合は、いつまで経っても実績が反映されず、予算が消化されません。
出稿開始から数日経過したにも関わらず、「当月予算と実績」の数字に変化が見られない場合には、RPP広告がうまく表示されていない可能性が考えられます。この記事で紹介した方法に従って、設定を再確認してください。
RPP広告が表示されない問題を解決し、売上を伸ばそう
この記事では、楽天RPP広告が表示されない原因や、表示の確認方法について紹介しました。
RPP広告の表示数が増えず悩んでいる方は、ぜひこの記事を参考に、RPP広告の出稿方法を見直してみてください。RPP広告を活用することで、より効率的にアクセス数や売上を伸ばせるはずです。
なお、RPP広告についてより詳しく知りたいという方は、以下の記事もあわせてご覧ください。RPP広告の概要やメリット・デメリット、具体的な出稿方法やROASをアップさせるコツまで幅広く紹介しています。
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