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広告を出しても全然クリックしてもらえない…なぜ?売れない広告原稿の典型例とは?

広告を出しても全然クリックしてもらえない…なぜ?売れない広告原稿の典型例とは?

楽天で季節ギフト(父の日など)の広告を出していますが、イマイチ成果が上がりません。
なかなかクリックされず、売上にもつながらず…。何が悪いのでしょうか?商品ページに魅力がないのでしょうか?

広告運用にはいくつかポイントがありますが、「クリックされない」という点が問題の場合は、ページではなく、広告原稿に改善の余地があります。当社が見てきた「売れない広告原稿の典型例」をご紹介しますので、当てはまっていないか確認してみてください。

広告が不振なら、まず「分解」

せっかくお金を出して広告を出しているのですから、少しでも売上につなげたいですよね。それなのに、思ったような効果が出ないと、焦ってしまう気持ちもよくわかります。

広告がうまくいかないときは、まず分解して考えましょう。

例えば、今回のように「広告がクリックされない」という場合は、広告原稿に問題があると考えられます。一方、「広告はクリックされているけど、売上につながっていない」場合であれば、改善すべきはクリック先の商品ページです。

このように、分析することが大事です。分析の「分」は、分けるという意味です。「析」という字は、「ばらばらに切りはなす」という意味があるそうです。要は分解です。分析とは「分解して考える」ことなんです。広告がうまくいかないときは、分解して考えましょう。

分解・分析を怠って、原因を突き止めないままに、やみくもに手を動かすのは時間とお金のムダです。体調が悪いときに、「どこが悪いか分からないけれど、とりあえず頭痛薬を飲む…」なんてことはしませんよね。それと同じです。

分析して改善点を考えましょう。今回は、「クリックされない」が問題だった場合の対処を説明します。

※「クリックされているが、リンク先ページがイマイチ」という場合の対処は、今回は割愛します。いずれ別の機会にお話ししますが、本ページ末尾からお問い合わせ頂いても大丈夫です。

良い広告原稿、悪い広告原稿

「広告がクリックされない」とお悩みなら、答えの1つは「広告原稿の改善」です。(そもそも広告をやめるなど、他にも答えはありますが)

では、「よい広告原稿」とは何でしょうか?

広告原稿については、いろいろな考え方があります。ここでは、基本中の基本であり「これをハズすと、失敗してしまう」というポイントについて、1つご紹介します。

よい広告原稿は、多くのお客さんの目を引き、クリックが増えます
悪い広告原稿は、まったく興味を引かず、お客さんが通り過ぎていきます。

では、よい広告原稿を作るには、どうしたらいいのか?

そこでヒントにしたいのが、実店舗のエントランス(入り口)の風景。ネットショップの「広告原稿」と似ているんです。

良い広告原稿は「店内の想像が付く」

実店舗のエントランスで考えてみます。

左はいい例です。表の通りに、「いま店内で何が起こっていて、何が人気で、どんな魅力があるか」が分かる看板を出しています。すると、中身がにぎわっていることが、外から想像しやすくなります。

店内の様子が想像しやすい状態。広告原稿で言うと、「クリックした先のページ」が想像しやすい。

右側は、悪い例です。こういうスナックよくありますよね。店内が全く想像できない。恐ろしさすら感じます。広告原稿で言うと、中身(クリックした先)が見えない状態。当然、クリックする理由がないので通り過ぎます。

売れない広告原稿になっていませんか

クリックしにくい(売れない)広告原稿の典型を、いくつか挙げてみましょう。

  • クリックした先に何があるか、分からない
  • 言葉をヒネりすぎて意味不明(癒やしのデパート・・?)
  • 広告からリンクしたページに書かれている魅力が、広告に書かれていない

共通しているのは、「商品の強みを広告で表現できていない」こと。お客さんには、良さが伝わらない広告をクリックする理由がありません。クリックされないから、気づかれないまま…それでは、せっかく広告を出している意味がありませんよね。

一言、魅力を書き足そう

例えば、「テレビで紹介されたという実績がある商品」で考えてみましょう。このとき、「TVで話題」という一言を広告に書くと、隣にある競合商品よりも魅力的に見えます。それをアピールしないのは、ちょっともったいないです。

広告をクリックした先のページで分かる魅力は、クリックしないと見る機会はありません。だから、広告原稿の中に、アピールポイントを濃縮して書くことが大切なのです。

※「他にもたくさんすごいアピールポイントがあるから、TVの件は書くスペースがない」ならいいんですけどね。

「TVで紹介」は、たったの5文字です。キャッチコピーのムダな言い回しを削って、たった5文字節約すれば、これを書き足せます。やらないのはもったいないです。

広告運用で悩んだら

ここでご紹介したのは、基本中の基本の考え方です。広告の種類や商材によって、やり方は細かく変わりますが、ここでは「絶対に外せないポイント」についてお話しました。

売れる広告の「感覚」を身につけよう

弊社のコンサルティングでは、広告原稿についての相談も受けますが、実際にこういった「売れない原稿」を作ってしまう人は多いです。しかも、自分では気づいていない。感覚がないからです。

でも、一旦「広告活用の秘密」を理解し、感覚が身につけば・・もう、活用できていないことが有り得ない!という気持ちになります。自分で判断できるようになります。

このように、弊社のコンサルティングでは、広告運用を「代行」するのではなく、「やり方を教えて、自分でできるようになってもらう」というのが、大きなポイントです。

一度、きちんと学んでみませんか

具体的には、データの見方や、広告原稿を作るコツ、効果検証の方法など、「自分で広告運用ができる」ためのノウハウをお伝えしています。(広告に頼らずに、ベースの売上を上げるための方法も、一緒に考えます)

データの見方や、よりデータが分かりやすく分析できる考え方とツール、そして、担当コンサルタントが一緒になって御社のデータを拝見して、一緒に考えていきます。ですから、ひとりでデータを見て悩んで、時間を浪費せずに済みます。

環境が変わった、データの解釈で悩んだ、というときには、ご相談にのります。データだけでなく、「見てくれている」「味方がいるという安心感」も、好評です。

広告は奥深い世界です。分析したり、原稿を考えたりという作業は、1人で行うと行き詰まりがちです。そんなときは、当社のコンサルティングがお役に立ちます。まずは気軽にご連絡ください。

その悩み、早く解決しましょう!

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