スマホのアクセス数は増えているようですが、売り上げに繋がりません。スマホページを検討する時間もないし、後回しにしてしまっています。どうしたらいいでしょうか?
スマホで効果が出ない時は、いくつかの原因が考えられます。
中でも多いのが「何もしてない」あるいは「スマホのページがPCと同じ見た目」というケースです。これにあてはまる場合、スマホページを作り変えることで、売上アップが期待できます。
なぜスマホで売れないのか?
EC市場においても、スマホ化率が年々高まってきています。なので、「訪問者は増えている。だけど売り上げにはつながらない…」という、お悩みをよく聞きます。
また、「スマホページをどう作るといいのか、わからない」「スマホに対応する時間を取れない」などの理由から、まだスマホ対策に踏み出せていない方もいらっしゃいます。
PCページをスマホ転用すると売れない
忙しい中でスマホ対応した場合、よくやりがちなのが、「PCページをそのままスマホページに流用」してしまうこと。でもこれでは、本来のポテンシャルを発揮できません。「PCページを流用したスマホページ」は、PCほどには売れないんです。
流用はラクですし、「PCでは売上がいいから、スマホも同じページで問題ないだろう」と思ってしまいますが、PCほど売れないんですよね。では、なぜPCと同じページでは、スマホは効果が出ないのでしょうか。
PCは広く、スマホは狭い
PCページとスマホページの違いを見ていきましょう。
- パソコン:画面が広い。ヘッダーやレフトナビもある。
- スマホ :画面が狭い。ヘッダーやレフトナビの表示がなく、基本的には一画面。
実店舗で想像してみてください。広い敷地と狭い敷地の2店舗で同じ商品を販売する場合、全く同じレイアウトや接客で物を売りますか?調整しますよね。
おそらく「広いPCページ」では、商品説明を熱く語って情報量が多いはずです。その文字量を、「狭いスマホ画面」に押し込めると、どうでしょう。スマホの狭い画面に文字がぎっしり詰まり、下の方まで延々とスクロールして見ることになります。スマホユーザーは途中で疲れてしまいます。
画像も同様です。PC用の画像は大きいですから、スマホだと重いです。画面サイズに合わず表示が崩れてしまったり、表示に時間がかかったりすることもあります。よって、見るのにストレスを感じてしまい、別のお店で探そう、と離脱してしまうのです。
これが、訪問客は多いのに売上がアップしない、という要因(の一部)です。
スマホユーザーが買いやすいページとは
ということで、PCページをスマホ用に流用することは推奨しません。スマホ経由売上を伸ばすには、スマホ用に、がらりとページを作り変える必要があります。では、スマホページで転換率をアップするためには、どのようなページにしたらいいのでしょうか?
スマホECの利用シーンを思い浮かべる
まず、スマホユーザーの利用シーンを見ていきましょう。
スマホで商品を検索するシーンを想像すると、たいていは電車の中だったり、何かの空き時間だったり、これほしいな、と思いついた時などでしょう。基本的には隙間時間で検索するので、高速でサクサク見ていきます。
そのため、パッと見ただけでわかりやすいページにする必要があります。 商品ページにアクセスした最初の画面で、「探していたのはコレ」と、気づかせて興味を引きつけなければいけません。
スマホで見ても魅力が伝わるデザインに
そう思ってもらうためには、前述のように、スマホの小さい画面を意識した文字量や画像で、「スマホで見ても魅力が伝わるデザイン」で掲載することが大切です。
これは、単に商品の情報量を減らせばいい、というわけではありません。情報の濃度は同じまま、スマホユーザーが買い物をしやすい案内や写真など、接客の視点を少し変えます。
具体的なデザインをお伝えしたいところですが、商材やダーゲットによってやり方は異なるので、ここでは省略します。まずは身近な人にでもお願いして、今のスマホページで買い物をしてもらってください。商品の魅力は伝わっていますか?快適に買い物ができましたか?
「なぜ選ばれてきたか」を見直す
ちょっと抽象的な話ですが、「たくさんある店の中で、これまでやってこれたのは、たくさんのお客さんに選んでもらえたからだ。なぜ選ばれたんだろう?どのようにして選ばれているのか?」といったことを、改めて見直すことをオススメします。
この「選ばれるための理由」こそが、重要なポイントです。これが明確になれば、少ない画面でも、要点を強調して表現できます。そうすれば、スマホユーザーにも伝わるページづくりができるはずです。
スマホ対応を支援します
PCページを流用するだけなら楽だけど、「スマホページ制作は不慣れだから心配」、という方は、私達にご相談下さい。
弊社のコンサルティングでは、他の施策と一緒に、スマホ向けの対策もお手伝いしています。お手伝いしているあるお店では、上記2点を意識して改善を行った結果、スマホ商品ページの転換率が140%にまで急上昇した、という例もあります。
スポーツで考えると、「覚えたばかりの技術をすぐに使えるようになる」のは難しいものです。最初は、誰でも間違えてしまいますよね。私達が一緒に取り組みます。スマホでの売上が中心になっていますから、マスターしましょう。スマホ対応の手順を説明するだけでなく、どうするか一緒に考えたり、仕上がりをチェックします。
下記のサービス紹介ページを見てみて下さい。私たちが何をしているか、何を目指しているかを紹介しています。お読み頂くと、不安が減り、前進しやすくなるかもしれません。