RaCoupon（ラ・クーポン）とは？楽天出店者向けに楽天のクーポン機能を解説 | ネットショップ用語集

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RaCoupon（ラ・クーポン）とは？

RaCoupon（ラ・クーポン）とは、楽天が出店者向けに提供しているクーポンサービスです。「楽天クーポン」とも呼びます。

ユーザーが楽天市場でお買い物をする際、クーポンを商品代金に割り当てて、代金を安くすることができます。2010年9月にスタートし、楽天市場でクーポンといえば、このRaCouponを指します。

クーポンの無料キャンペーンが終了、2024年4月に有料化

これまで、楽天出店者は無料でラ・クーポンを使うことができましたが、2024年3月末をもって無料キャンペーンが終了し、2024年4月から有料になります。

今後のクーポン機能の強化予定

楽天の発表によれば、2024年には、属性や購入履歴に応じてクーポンを発行できる「ユーザーセグメント機能」を強化するほか、上限設定商品数を「5000商品」に拡大する計画です。
また、「クーポンサービスの料金体系」も見直す予定とのことです。

RaCouponの特徴

購入金額や購入回数、対象商品などでセグメントし、クーポンを発行することができる割引券です。大きく分けて、以下の３種類のクーポンがあります。

楽天クーポンの種類	クーポンの特徴
クーポン（配布型）	ページやメルマガから、ユーザが自分で取得する
サンキュークーポン（自動付与型）	商品の購入後、自動でクーポンを付与される
サービスクーポン（楽天負担）	楽天が発行するクーポン。費用は楽天負担

※買取型クーポンの「RaCoupon買うクーポン」は2017年11月1日に「Eクーポン」となり、楽天会員IDでは利用できなくなりました。

発行したクーポンがどれくらい利用されたのか、クーポンの利用状況は、RMSの「店舗設定 > クーポン設定 > クーポン効果測定」から確認することができます。
ユーザーが獲得したクーポンは、利用期限が迫ってくると、楽天市場からリマインドメールが自動送信されるので、店舗側の手間なく、ユーザーにクーポンをリマインドすることができます。

以下、それぞれのクーポンについて、詳しく説明します。

配布型クーポンは、配布条件を細かく設定できる

配布型クーポンとは、メルマガや特集ページなどでユーザーに配布するクーポンです。事前にユーザーに配布しておくことで、商品の転換率アップを促進できます。
また、「今すぐ使える」「先着〇名限定」「〇/〇まで」などの限定感を演出することによって、ユーザーの購入を後押しすることができます。
配布型クーポンは、商品単位で発行することができ、「どの商品にクーポンをつけるか」「いくら以上の購入で発行するか」など細かく設定ができます。
配布型クーポンの値引きには「定額値引き〇円OFF」「定率値引き〇%OFF」「送料無料」の3パターンがあります。

サンキュークーポンは、リピーターの獲得に有効

サンキュークーポンは、楽天市場で商品購入したユーザに、自動的にプレゼントされます。具体的には、お買い物完了後の「お買い物完了画面」でクーポンが贈られます。自動配布されるので、ユーザー側はクーポン獲得の手間がかかりません。
クーポン対象者は、初回購入ユーザー、全てのユーザーのどちらかを選択でき、「定額値引き〇円OFF」「定率値引き〇%OFF」のいずれかを設定するこができます。

サンキュークーポンは、同一店舗のでのみ利用することができるクーポンなので、リピート客の獲得が期待できます。ただし、配布型クーポンと違い、商品単位での発行はできず、全商品が対象となります。

サンキュークーポンの設定方法

サンキュークーポンは、RMSの以下の画面で設定します。

・メニューの「クーポン設定」を選択する
・「クーポン情報設定」の「サンキュークーポン（自動付与型）」を選択する
・サンキュークーポンの「新規登録」をクリック
・クーポンの「詳細説明文」「値引きプラン」「クーポン画像」「有効期間」などの情報を登録する

サービスクーポンは、楽天が費用負担して発行してくれる

サービスクーポンは、上記の２つと違い、店舗発行ではなく、楽天が費用を負担して発行するクーポンです。そのため、店舗側でクーポンの設定をしたり、値引き分の費用を支払う必要はありません。
原則、全店舗が自動参加となっているため、店舗側の費用は発生せず、クーポンによる訴求力アップが期待できます。
しかし、特定店舗を対象としたクーポン企画の場合、参加するには広告費用が発生します。