こんにちは、川村です。さて、これ、何だと思います?
実用的で、商品を思い出す「おまけ」
実は、「じゃがりこ」のフタなのです。
下半分がパカッと開くようになっていて、そこから取り出します。
セブンイレブンで、じゃがりこを購入した際に店員さんより勧められ、もらってきました。
セブンイレブンのみの企画らしいのですが、先着順のプレゼントだったようです。
ライフスタイルセレクトショップ、ILLUMSとのコラボで、フタには、ちょっとおしゃれなイラストのシールが貼ってあります。
店員さんは、「すぐ食べちゃうので、フタは使わないかもしれないですけどね。」と言ってましたが、私はじゃがりこは一度に食べ切れないタイプです。
本体のお菓子を食べた後も、おまけのフタは残る
じゃがりこのフタは、カップラーメンのような感じなので、一度あけると、開きっぱなしなんですよね。だから、フタがあると、湿気ないでいいです。
となれば、食べた後もこのふただけは残りますよね。
そこがミソです。
ふたを捨てなければ、目にしたときにじゃがりこを思い出すわけです。
生活に溶け込むことで、リピート買いの布石に
なぜふたを捨てないかというと、「次にじゃがりこを買ったときに使えるから」なんですね。
つまり、じゃがりこをリピートする用意ができているということです。
必然的に、じゃがりこを再度買ってしまう。
「また購入してくださいね」というプッシュもいりません。
ユーザーの生活の一部に、知らぬ間に入り込むことに成功しています。
(ちょっと表現は大げさですが)
自店舗なららどんな「おまけ」ができるか、考えてみよう
おまけって、店名が入った小物であったり、コレクションしたいキャラクターなどのアイテムだったりと、おまけそのものとして分断して考えられていることが多いですが、おまけ自体が、リピート施策になりうるというのは、とても理想的なことですよね。
自店だったらどんなものが有効か、考えてみると良いと思います。
PS
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この記事を書いた人
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コマースデザイン株式会社 取締役 コピーライター/コンサルタント
ライターからEC業界に転身。商品コンセプト立案やキャッチコピーなど「売れないオリジナル商品」の立て直しを得意とし、ヒット商品を多数企画。中小規模の店に対してわかりやすいコンサルティングを提供しつつ、講演や寄稿も行う。黄色本・マンガ本の著者でもある。
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