こんにちは。コンサルタントの味藤です。
前職ではスイーツショップの店長をしていた私。バレンタイン&ホワイトデーは、一番の繁忙期だったので、この時期になると、店長さんの忙しさを想像しては「お疲れさまです!」と労いの言葉を送りたくなります。
ところで、ちょうどその頃、お客さんを観察していて、ある発見をしたんです。
それは「バレンタイン&ホワイトデーに対する男女の行動の違い」。
大変面白かったので、紹介させてください。※個人的なデータですので、ご参考までに。
今回の事例のネットショップ紹介
義理チョコ&低単価の注文が多いスイーツショップ
私の担当していた店では、「個包装・低単価」なお菓子を販売しており、本命よりも「義理チョコ」注文が多かったです。
ホワイトデー時にも、「義理チョコへのお返し用」に、低単価スイーツの注文が多くきていました。
ネットショップの「ギフトイベント開催」のコツ
ちなみに、ネットショップで「ギフトイベント」の開催にはコツがあります。
当社の出版している「黄色本」でも紹介しているとおり、「早くはじめて遅く終わる」ことです。
「早割」で早期予約を積極的に取る
「早く始める」とは、お客さんから早期予約を積極的に取ることです。「早割」などを行います。
「遅れてごめんね企画」もお忘れなく
「遅く終わる」とは、具体的には「○○デーが済んだ後も、忘れていた人向けに、「まだ買えるよ」とアピールを行う」ことです。
なぜなら、「忙しくてつい買い忘れた」方も多いので、そういった方に向けて「まだ買えるよ」とアピールすると、販売機会を増えるわけです。これを「遅れてごめんね企画」といいます。
以上、ギフトイベント施策の解説でした。
データで分かった「男女の意識格差」
さて、話を戻して。
わたしが担当していたスイーツショップでは、バレンタイン&ホワイトデーの売れ行きはどうだったかと言うと・・・
明らかになった男女の行動の違い
こんな傾向でした!
- バレンタインは、「遅れてごめんね企画」の注文が少ない
- ホワイトデーは、「遅れてごめんね企画」の注文が多い
バレンタイン&ホワイトデーの男女の意識格差とは
つまり、どういうことかと言うと…。
「女性はバレンタインに向け、ちゃんと準備するけれど、男性は準備を忘れる傾向にある」と言えるのではないでしょうか(笑)
よって、前職の店舗では、
- バレンタインは、「早めの企画」が大切
- ホワイトデーは、「遅れてごめんね企画」を忘れない
ということがポイントだったのです!
お客さんの傾向を把握し、商機を見つけよう
上記は一例ですが、「データから、お客さんの傾向を見つめる」と面白い発見があるかもしれませんね。自分のお店ならではの、思わぬ勝機が見つかるかも。
バレンタインやホワイトデーの出荷が落ち着いたら、ちょっと分析してみると面白いかもしれません!
PS
「季節イベントで売上が伸びなかった」「イベント企画に悩んでいる」という方は、ぜひ弊社コンサルタントまでお声かけください。興味のある方は弊社コンサルティングの案内ページをご覧いただき、お問い合わせ下さい。
この記事を書いた人
- 有名EC企業にて、店舗の立ち上げから店長まで一連の運営業務を経験し、実績を重ねる。その後、食品メーカーに転職、衰退した人気店の建て直しに尽力。2年間でアクセス数4倍、転換率2倍とし、再成長させる。メーカー型、仕入れ型、大規模、小規模共に経験している守備範囲の広さが強み。ネットショッピングが大好きで、女性ならではの柔らかい物腰の中に、鋭いお客目線が光る。