【保存版】楽天「商品画像登録ガイドライン」対応!実例付き24の対策まとめ(追記あり)

【保存版】楽天「商品画像登録ガイドライン」対応!実例付き24の対策まとめ

楽天出店者の皆さん、商品画像登録ガイドラインの内容はしっかり把握できていますか?(商品画像ガイドラインって何だっけという方はこちら) 。

多岐に渡ってかなり細かいルールが設定されているので、「自分の商材の場合は」どうなのかで悩んで、手が止まってしまうといった店舗さんのご相談も多いです。そこで今回は、自分の商材はこうするといいんだな、が分かる「Q&A」と「事例集」をご用意しました! 例えば・・

  • 文字が小さくなってしまう・・どうすれば?
  • セット商品の見せ方はどうする?
  • カラバリやデザイン違いはどこまで合成OK?
  • 化粧品やアパレルのモデル写真は?
  • 画像加工はどこまでやっていいの
  • 人物を合成してもいいの?
  • 店長やスタッフの顔を入れたいんだけど大丈夫?
  • 「白背景だと見えなくなる商品」は?
  • 福袋の場合は?
  • 無形サービスの場合は?

などなど、全24種類の事例を網羅した『スッキリ分かる!商品サムネイル画像の参考例とFAQまとめ』を、無料でダウンロードできます!※実際の正誤判定は楽天次第なので「あくまで参考」ですけどね。

ブログで読みきれる量ではないので、PDF の資料にまとめました。無料でお配りしています。ぜひダウンロードいただき、印刷して、赤入れしながら、じっくりとお読みください。以下から無料ダウンロードできます!

※2024/9/2追記:「商品画像加工支援AI」リリースに伴い、「商品画像登録ガイドライン」の内容が一部緩和されました。以前は認められていなかった「合成背景」の使用がOKとなりました。(2024年6月20日改定)

はじめに

そもそもこのガイドラインとは何か。なぜこうしたガイドラインが設定されたのか。それを踏まえて、店は何をすればいいのか・・これらを順番にご説明します。

経緯をご存じの方は、読み飛ばして下さいね。

商品画像登録ガイドラインとは?(おさらい)

何のこと?

「商品画像登録ガイドライン」とは、楽天が出店者向けに定めたルール。ざっくり言うと、「検索結果に表示される商品画像の1枚目」を、楽天が指定する形式にしてね!というお話です。

  • 1 :テキスト要素(=文字やオブジェクト)は、画像全体の「20%以内」にすること
  • 2 :画像に、「枠線」をつけないこと
  • 3 :背景は、「白」か「写真背景」であること
(2024/9/2追記)
「商品画像加工支援AI」リリースに伴い、「合成背景」の使用がOKとなりました。(2024年6月20日改定)
それにより、「写真背景」の定義が緩和され、実際に商品と背景を一緒に撮影したケースだけでなく、『自然に見える合成背景』も含まれるように変わっています。

一部の例外を除き、上記3つの原則を守らなければなりません。詳しくは後述します。

※「商品画像ガイドライン」自体の解説はこちら。アップデートしました。

指定どおりでないとどうなる?

商品画像が指定された形式になっていないと、違反点数が「5点」加算され、累積点数に応じてペナルティが課されます。「違反点数制度ってなんだっけ?」という方は、こちらの記事をご覧ください。

違反点数は、システムを使って機械的に判定されます。そして「×判定」(不合格)になると、違反点数がつきます。ちなみに違反点数は、NG画像がたとえ1枚でも、100枚でも、「1店舗につき5点」です。

なんで楽天はこんなルールを設けたの?

時代の変化に応じた対応、と言っていいかと思います。

以前の楽天市場は店が自由に商品画像を作成できました。お店としては「あれもこれも伝えたい」もの。どうしても楽天市場と言うと、良くも悪くもごちゃついた印象を与えてしまっていました。一方、お客さんからすると、スマホでのお買い物は、情報が絞られてないと買いづらいです。また、昔と違いお客さんがECに慣れてきたことで、さくっと買いたい時短需要も増えています。

そこで2019年に、楽天の大きな方針転換として、「商品画像登録ガイドライン」がつくられ、お店はルールに沿ったシンプルな画像を掲載するようになっていったのです。

お店は何をしないといけない?

さて、今回の商品画像登録ガイドラインについて、お店はなにをしないといけないか。

攻めと守りを両立する

やるべきことは、大きく2つ。

  • ルールに準拠した画像を作成し、ペナルティを回避すること
  • ルールの制約の中で、画像を魅力的に見せること

前者は守り、後者が攻め、です。 ルールを守っても、商品画像の魅力が落ちてしまうと、売れなくなる=利益が出なくなります。利益が出ないと、そもそも意味がないですよね。だから、この2つの両立が必要なんです。

疑問を洗い出し、解決する

しかし、クライアントや親しい店舗さんを見ていると、いざ画像を準備する段階で、

  • この見せ方はOKなんだろうか?
  • この写真はどう判断されるんだろうか?

などなど、疑問がいくつも出てきて、どういった画像をつくるとよいのか迷ってしまうケースが多いんです。この疑問をクリアしないと先に進めません。

弊社の事例集をご覧下さい!

迷ってしまう原因の一つが、「楽天の判定ツールの精度」です。AIによる判定は万能ではないため、ガイドラインに準拠している画像でも、「△(グレー判定)」となったり、毎回判定結果が変わったり・・。

「これなら大丈夫」という確信が得られず、やり直しが必要になるかもしれない、という「手戻り」の懸念が大きく、動くに動けない。。

そこで、使って頂きたいのが弊社の事例集です。

少しでも判断に迷わずに済むように、資料を作りました。

具体的には、以下のような疑問をご紹介します。

  • 文字が小さくなってしまう・・どうすれば?
  • セット商品の見せ方はどうする?
  • カラバリやデザイン違いはどこまで合成OK?
  • 化粧品やアパレルのモデル写真は?
  • 画像加工はどこまでやっていいの
  • 人物を合成してもいいの?
  • 店長やスタッフの顔を入れたいんだけど大丈夫?
  • 「白背景だと見えなくなる商品」は?
  • 福袋の場合は?
  • 無形サービスの場合は?

ぜひダウンロードしてお役立てください。

免責

  • この記事と資料の内容は、ガイドラインの内容や、楽天側の判定事例など、各種楽天の公開情報をもとに「こう判定されるはず」 と当社が”「予測」”をしたものです。
  • 実際の正誤判定は、楽天の判定ツールやレポートに準じます。最終判断は必ず楽天のものに従ってください。

基本原則のまとめ

事例集を読む前に、まずは「基本原則」を頭に入れて下さい。

なぜかというと、「事例集だけ」を読むと混乱するからです。一方、基本原則を頭に入れておけば、ある程度、ご自分でガイドラインの正誤判断ができるようになります。

ここから、今回の商品画像ガイドラインのルール・原則について、改めて解説します。判定ツールに惑わされないためにも、把握しておきましょう。

3つのルールがあります

これら3つのルールを暗記して下さい。

  1. テキスト要素は、画像全体の「20%」以内
  2. 画像に、「枠線」をつけない
  3. 背景は、「白」か「写真背景」のみ
(2024/9/2追記)
「商品画像加工支援AI」リリースに伴い、「合成背景」の使用がOKとなりました。(2024年6月20日改定)
それにより、「写真背景」の定義が緩和され、実際に商品と背景を一緒に撮影したケースだけでなく、『自然に見える合成背景』も含まれるように変わっています。

では、具体的にそれぞれどういうことなのか。1つ1つ見ていきましょう。

【ルール1】テキスト要素占有率は「20%」以内

まずは、テキスト要素の占有率のお話です。厄介なことに、

  • 実は、ここでいう「テキスト」は文字だけではないんです
  • 実は、厳密には「20%」ではないんです

謎ですね・・!

ここでいう「テキスト」とは?

「テキスト」という言葉から、「画像内における文字要素」のことだと思いますよね。でもガイドラインでは、テキスト要素=1枚目の商品画像に載っている「商品画像以外のもの」と定義しています。(例えば「企業やメーカーのロゴやマーク」や「イラスト」など)

判定ツールの仕様として、テキストではないものが、テキスト扱いされる可能性があるわけです。

ここを誤解していると、「いくら文字を削っても、テキスト要素が不合格なまま…」ということがありえます。

楽天が公表している具体的なテキスト要素例は、以下のとおりです。(分かりやすいよう噛み砕いた表現にしています。)

  • 画像加工により、写真に文字入れされた部分
    • 産地、容量等の補足情報
    • 送料無料、値段等の補足情報
    • ウォーターマーク(盗用防止用の透かし文字やロゴ等)
    • No imageの文字
    • 画像クレジット
  • 画像加工により、写真に加えたオブジェクト部分
    • ロゴ
    • アイコン
    • イラスト
    • 商品が写っていない写真(生産者の顔写真のみなど) など

ただし、合成でも、テキスト扱いにならず、例外扱いになるケースもあります。
例えば、以下の画像のような、カラーバリエーションを示すための「カラーサムネイル」の場合。これは、例外としてテキスト扱いになりません。

5つの縁取りカラーバリエを合成したバッグの画像

 

ここでいう「20%以内」とは?

テキスト専有率の「20%以内」ルールが、「厳密には、20%ではない」件について。

実際は、サムネイル画像を100マスに分割し、「テキスト要素が含まれるマス目の数」が20マス以内であればOK、という判断基準です。

▼下記画像の場合は、16マス使っているので、「占有率16%」です。

「1マス=1%」なので、この画像の「売上向上!」のテキストは16マス使っており「占有率16%」となる。

 

だから、テキスト要素が少しでもマス目にかかると、1%とカウントされてしまいます!配置の仕方によっては、実態以上に占有率が多くカウントされますから、(楽天の定義する)マス目を見ながら、テキスト要素の「配置」を工夫しましょう。

下記の画像は、どちらも同じサイズのテキストです。‥が、右は(配置の問題で)占有率が24%と、20%をオーバーしているため、NG判定になります。

左例の文字は、横一列の配置でテキスト要素が20%。右例の文字は、二段配置でテキスト占有率が20%をオーバーしている。

 

※ちなみに、テキスト要素は以下のような判定です(%については、楽天が配布しているツールで、テキスト要素の占める割合を確認できます)。

  • 0 ~20% :◎(OK)
  • 21~30%:△(要改善)
  • 31%~ :×(NG)

【ルール2】画像に「枠線」をつけない

2つ目のルールは、「画像に枠線をつけないこと」です。

これもテキスト要素と同様、「そもそも「枠線」とは何を指すのか?」から理解する必要があります。

お察しのとおり、今回のガイドラインの「枠線」の定義はとても幅広く、一般には枠線と呼ばないものも、枠線と見なされることがあります・・

ここでいう「枠線」とは?

一般的には「枠線=画像を囲っている線」です。しかし、それだけでなく、「帯状に配置された、商品画像以外の要素」も枠線とみなされます。

※ガイドラインでは、下記の内容と定義するような表現があります。

  • 画像の輪郭を強調するための線(辺の数を問いません)
  • テキスト要素を配置するための帯状のオブジェクト(辺に対し、50%以上)

※オブジェクトとは、「商品写真を加工して後付けされた要素」だと思って下さい。

▼参考:例えば、これも「枠線」扱いです(辺に対し、50%以上の帯状オブジェクト)

納豆の写真の上に、「国産大豆100%」という帯状テキストが配置されている。

 

上記の定義を踏まえ、お店が注意しておくべきことをまとめると、

  • 画像全体を囲っていなくても、「帯状」の塗りつぶしは枠線扱いになる
  • テキスト要素が帯状に並んでいるものも、枠線になる恐れがある
  • 帯や枠の色が「白」でも、枠線になることがある
  • 線が細くても、透過をかけていても、枠線と見なされる
  • 境界線をぼかしていても、関係ない

例えば、以下のような画像は枠線と見なされます。

画像の4辺を囲う線、2辺に配置された線(L字)、1辺に配置された線(帯状)など。

 

以下のような変形も、枠線と見なされます。

写真の途切れている部分が白の帯状枠線に見えるケース。境界をぼかしているケースなど。

 

※ちなみに、下図のような、カラバリ表現の「カラーサムネイル」における、「画像の切り抜きに施した縁取り」は、枠線と判断されないそうです。ただし、縁取りが画像の幅いっぱい(50%以上)に伸びている場合は、枠線と判断される場合もあるようです。

5つの縁取りカラーバリエを合成したバッグの画像

 

【ルール3】背景は「白」か「写真背景」のみ

3つ目のルールは、画像の背景は「白」か「写真背景」のみにすることです。
※この用語も暗記して下さい。

基本的に、背景は「単色白背景」にするよう指定されています。でも、写真背景にしても構いません。

「単色白背景」とは?

白い背景のことです。例はこちら。

白背景で撮影された麦わら帽子

 

単色白背景の定義は、カラーコードでは「 #FFFFFF」、RGB値では「R255, G255, B255」です。

「写真背景」とは?

写真背景とは、物だけではない「背景ありの写真」のこと。ファッションの街撮り写真や、食品の盛り付け写真などが、これにあたります。

「実際の写真に写っている背景」か「商品に関連した画像背景」の利用は可。一方、「商品に関連性のない写真背景」に商品画像を合成するなどの表現は、不可です。

つまり、「商品に関連した背景」である必要があるわけです。ややこしいので、事例集でより多くの例を挙げています。詳しくは、そちらをご覧下さい。

細かいですが、1つ補足です。

(2024/9/2追記)
「商品画像加工支援AI」リリースに伴い、「合成背景」の使用がOKとなりました。(2024年6月20日改定)
それにより、「写真背景」の定義が緩和され、実際に商品と背景を一緒に撮影したケースだけでなく、『自然に見える合成背景』も含まれるように変わっています。

商品画像ガイドラインの事例&FAQ

では、商品画像について「こんなときどうする?」を、シチュエーション別に、ダイジェストでご案内します。

ただダイジェストなので、厳密な説明ができず、誤解させてしまうかもしれません。実際に判断や作業を担当される方は、ぜひ冒頭で紹介した事例集をダウンロードしてください。この事例集の中で、詳細に説明しています。印刷して読むことをおすすめします。

以下、3つのテーマについて順番に説明します。

  • (1)文字入れ
    • 「文字が小さくなっちゃうんだけど・・」「商品に写った文字は?ロゴは大丈夫?」といった疑問にお答えします。
  • (2)加工・演出
    • 「湯気や人物を合成してもいい?」「商品を組み合わせて合成してもいい?」など。NGなところも、工夫できるところも多々あります。
  • (3)背景写真
    • アマゾンが白抜き前提なので、白抜きじゃないといけないと思われがちですが、実は楽天では工夫の余地があります。

「テキスト占有率」の悩み

多くの楽天店舗が、商品画像にたくさん文字入れしてアピールしてきました。なので、上限20%というルールは、なかなか厳しいですよね。資料では、どう対処すべきか詳しく説明しています。

文字が小さくなり過ぎる問題

  • 文字数を減らせば、1文字あたりのサイズは大きくできます
  • メインのアピール以外は、「2枚目以降」に移しましょう

映り込んだ文字ってカウントされる?

  • 商品写真や背景の文字は、原則カウントされません
  • 合成した場合は、テキスト要素にカウントされます

以下は商品写真の事例です。
この写真のように、「商品そのものに印字されている文字」はカウントされません。

コマースデザイン発行の黄色本では、表紙に「売れるネットショップ開業・運営」「新・100の法則」など印字してある

 

以下の写真では、商品を手に持っています。そして、背景が文字が映り込んでいます(「Commerce Design」というロゴが見えますよね)。この、映り込んだ文字は、「写真背景に映り込んだ文字」だから、ガイドライン上は大丈夫。ただツールの認識によりNGになってしまう可能性はあります。

背景に「コマースデザイン」ロゴが映り込んだ商品画像

 

この画像では、ロゴ(Commerce Design)を後付けで挿入しています。これはテキスト要素扱いになります。

黄色本イメージ写真の上に「コマースデザイン」のロゴを後付けした画像

 

「写真の加工・合成」の悩み

商品アピールの演出に重要なのが、加工や合成。これが結構悩ましいんです。

複数の写真・商品を合成してもいい?

場合によります。左はNG、右はOKだと思われます。※理由は資料をご覧下さい。

左例は、男性モデルの写真が上下に並んだ画像。右例は、カバンの切り抜き写真が5つ並んだ画像。

 

「用途のイメージ」を合成してもいい?

ものによっては大丈夫です。コーヒーミルの商品画像として、以下の合成はアリのようです。 ※理由は資料をご覧下さい。

精巧に合成されたコーヒー(カップ)とコーヒーミルの画像

 

写真に演出を追加してもいい?

可能です。以下は実際の事例です。

コート着用モデルの左右に施された、あったか効果の画像処理は、「テキスト要素」とみなされる

 

ただ、これらのオブジェクト(要素)も、「テキスト要素20%」に含まれますから、情報を絞り込む必要はあります。

矢印などを使った「機能や効果を示す補助的な加工」も同様です。

「ストレッチ効果」を表す上下左右の矢印加工も、テキスト要素としてカウントされる

 

「人物を入れた合成写真」は?

可能ですが、テキスト要素20%にカウントされます。

商品を持っていない、利用していない人物写真は、テキスト要素に含まれるんです。

「大自然の中で私が育てました」という吹き出しテキストと一緒に合成された生産者の切り抜き写真を含む、お肉の画像

 

カラバリ表現の合成はアリ?

アリです。前述の通り、カラーバリエーションを表現した部分に関しては、原則、テキスト要素としてカウントされることはありません。ただしNGになる場合もあります。

左はバッグのカラバリを四角で表現。右は靴のカラバリを商品の切り抜きで表現。

 

布を販売している場合は、下図のような見せ方が可能です。

布のモチーフバリエを丸で表現した画像

 

その他、沢山の「合成」事例を紹介

その他、事例集では以下について詳しく解説しています!

  • 「まとめ買い商品」で、画像を合成してもいい?
  • 「セット商品の付属品」を合成してもいい?
  • 「模様・モチーフ」のバリエーションは、どう合成すればいい?
  • 無形商品とイメージ画像は?
  • 福袋などの「写真を見せられない商品」は、どうしたらよい?

写真背景の悩み

「商品がモノだけだと意味不明」な場合、よくありますよね。利用シーンを写真にすることで、イメージがわきやすくなります。その場合、どうすればいいかについて説明します。

背景への「映り込み」

「別の商品」が写り込んでもいい?→大丈夫です。

家具の利用風景訴求や、食品や食器の盛り付け訴求の写真で、よくあるお悩みですね。例えば、「テーブル」を販売している場合に、下図のようにイスが写り込むのは問題ありません。

4つの椅子が写り込んだテーブルのイメージ写真

 

ガイドライン上では、写真に写り込んだものは「写真背景」として認識され、テキスト要素としてカウントされないとありますので、大丈夫なはずです。

白背景だと、白い商品が見えない・・

白背景じゃなくても大丈夫です。背景を変更しましょう。

誤解する方が多いのですが、背景は絶対に白でないといけない訳ではありません。「写真背景」つまり「白抜きではなく、その商品が置かれた背景ごと商品写真にする」という方法が使えます。写真背景で対応するのが無難だと考えられます。

モデル写真について

モデルが写ってないと、イメージが湧きにくい商品も多々ありますよね。
「モデルが写り込んだ写真」は大丈夫です。

「実際の写真に写り込んでいる場合か、商品に関連した画像背景の利用はOK」という原則がありましたよね。ですから、合成ではなく、もともとの写真に人物が映り込んでいる場合は、このケースにあたるため、テキスト要素にはなりません。

左例は、宝石箱の隣に読書するモデルが映り込んだ画像。右例は、スーツケースを持つ女性の足元が映り込んだ画像。

 

合成ではなく、「商品自体を物理的に身に着けている/使っている」写真は、「商品画像」扱いとなるので、テキスト要素扱いとはなりません。化粧品やクリームなども同様です。

モデルが利用後の状態を示す写真であれば、合成しても、テキスト要素としてカウントされないとのことです。

リップを身につけたモデルのイメージ写真とリップ本体の画像

 

※資料では、その他「微妙なケース」も幾つか案内しています。

おわりに

ということで、今回は「商品画像登録ガイドライン」の対応について、よくある疑問と答えをご紹介してきました。

商品画像は自由に作り込めるわけではなく、モールそれぞれにルールがあるんだなぁと、把握いただけたでしょうか。 皆さんが把握しておくのはもちろん、今後制作スタッフさんが入れ替わるたびに、ルールを周知して意識しなければなりません。

この記事やダウンロード資料が、魅力的な商品画像の作成だけでなく、あなたのお店の社員教育や制作作業の効率化にも、お役に立てばとてもうれしく思います。

P.S.

今後もガイドラインの改定などで、継続して何らかの修正や調整が必要になる可能性もあります。この機会に、元画像や画像編集ファイルを分かりやすく保管しておくなど、画像の管理方法も見直しておくのもおすすめです!

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P.P.S.

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この記事を書いた人

味藤絵美子
有名EC企業にて、店舗の立ち上げから店長まで一連の運営業務を経験し、実績を重ねる。その後、食品メーカーに転職、衰退した人気店の建て直しに尽力。2年間でアクセス数4倍、転換率2倍とし、再成長させる。メーカー型、仕入れ型、大規模、小規模共に経験している守備範囲の広さが強み。ネットショッピングが大好きで、女性ならではの柔らかい物腰の中に、鋭いお客目線が光る。

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