楽天運営者さんへのお知らせです。
楽天では定期的にタグIDの大量削除が行われるのをご存知ですか?次回のタグIDの更新予定日は、2022/11/15(火)です。
これを受けて、全店舗で古いタグIDのメンテナンス作業を実施する必要があるのですが、意外と対応ツールが存在しないんですよね・・・ちなみに、手作業で対応するのはめっちゃ大変です。(どんなに大変か、この後詳しく書いて行きます^^;)
そこで便利ツールを作りました!名付けて、タグ一括削除ツール「タグドロン」!!無料でお使いいただけるので、困っているお知り合いの楽天店店長にも、ぜひ教えてあげてください。
知らなきゃマズイ!古いタグは自動で消えません
楽天では「タグID」の更新が定期的に実施されます。だいたい2~3ヶ月に一度のペースです。楽天のサポートニュースで通知されているのですが・・・知っていますか?毎回ちゃんと確認していますか?
以下のように「全商品ディレクトリID・タグIDの変更及び新規追加のご案内」というメールが届いていたら、要チェックです。
この件名だけだと、何が起きるか伝わりづらいのですが、実は案内の中で、「今後使用できなくなるタグID」が大量に通知されています。
しかも、これらの「今後使用できなくなるタグID」は自動で削除されないため、店舗が各自で削除しなければなりません。(本来は楽天側で、不要タグを自動で消してくれれば良いのですが・・・^^;)
放置するとエラーが多発します
「今後使用できなくなるタグID」は、全タグIDのうちの「ほんの一部」です。なので、自店舗の商品には影響がないケースも多いです。ですが、「ほんの一部」とはいえ、一度の定期メンテンスで、何百~何千件の削除予定が出ています。
万が一自店舗の商品に設定しているタグIDが、削除予定に該当すると・・・どうなると思いますか?
古いタグIDを削除せず残したままにしておくと、なんと商品更新ができない状態になってしまうんです!RMS内で何らかの商品情報を変更し(例えば価格やポイント変更など)、「変更する」ボタンを押したら、エラーが出て更新できない・・!!こういうことが想定されるわけです。
急いで商品情報の更新が必要な時に、エラーが出て更新出来ないとなると、これは本当にストレスですよね。
しかも、複数のタグIDを登録していた場合、どれが不要になるタグなのか区別がつかないので、イライラが増大するでしょう。。「もう面倒だから、必要なタグも含めて全部消してしまえ!」っと思ってしまうかもしれませんが、それは絶対に避けてください。
なぜなら、楽天市場内の導線は、今やタグIDに紐づく部分が多いので、安易にタグIDを削除してしまうことで、集客力の低下を招いてしまうかもしれません。
以上のことから、日々の業務に支障が出ないように、使用不可になるタグIDは、放置せず事前に一掃しておくことを強くオススメいたします。
とはいえ、手間ですよね・・・
とはいえ、全商品のタグIDを目視で対応していくのは非常に大変です。後回しにしたくなる気持ち、分かります。
そこで、ご紹介したいのが「タグドロン」です。このツールを使えば、楽天の毎度のタグ変更にも、超手軽に対応できます。1商品ずつタグIDを削除する面倒から開放されます!
「タグドロン」で古いタグを一括削除!
どんなツール?
「タグドロン」は、使えなくなるタグIDが商品に登録されていた場合、一括削除してくれるツールです。利用条件として、楽天の「商品一括登録サービス(月額1万円)」に申し込んでいる必要があります。
RMSから全商品の情報をCSVでダウンロードして「タグドロン」にかければ、使えなくなるタグを削除するための更新用CSVが生成される仕組みです。詳しい使い方はこの後ご紹介します。
使うタイミングは?
「タグドロン」で削除できるタグIDは、直近で削除予定のタグIDに限ります。過去に使えなくなったタグIDに関しては、タグドロンでは消せません。削除対象となるタグIDは、ツールの冒頭に書いてありますので確認ください。
ツールを使うタイミングは、楽天のタグ更新予定日の直前がオススメですが、多少日付けが前後しても大丈夫です。
ツールの使い方
使い方は簡単です。5ステップで、全商品のタグIDをチェックし、利用不可となるタグIDを一括削除できます。
1.RMSからCSVをダウンロード
2.バックアップを取っておく
3.「タグドロン」ツールに、1をアップロード
4.更新用CSVが完成
5.4を使って、商品情報を一括更新!
ツールの中にも使い方手順が書かれていますから、読み進めながら作業ができ、非常にカンタンです。あえて説明は不要かもしれませんが、以下にも手順を説明しておきます。
(0)ツールにアクセスする
タグドロンのご利用には、簡単な登録が必要です。下記フォームからアクセスしてください。
(1)CSVをダウンロードする
RMSから「商品更新用CSV」をダウンロードします。必要な項目は「全商品ディレクトリID」「タグID」の2点のみです。
CSVダウンロード時に、上記2項目にチェックを入れてください。
※商品更新用CSVのダウンロード画面はこちら(※RMSにログインした状態でクリックして下さい)
※項目を選択してCSVをダウンロードする手順が分からない場合は、楽天マニュアルを参照ください。
(2)バックアップを取る
1でダウンロードしたCSVは、必ずバックアップを取り、保管しておいてください。もしも不具合があった場合、元の状態に戻せます。
(3)CSVをツールにアップロードする
1でダウンロードしたCSVを、ツールにアップロードします。「削除するボタン」を押すと、利用不可になるタグIDが削除されます。
【ご注意】CSVファイルの容量が8MB以上のファイルはアップロードできません。ファイルを分割し、複数回に分けてご利用下さい。
ツールの画面が切り替わりました!
(4)更新用CSVをダウンロードする
「ダウンロードするボタン」を押すと、利用不可になるタグIDが削除された「更新用CSV」がダウンロードされます。
【ご注意】「利用不可となるタグID」が存在しない場合は、更新用CSVの中身は空になります。この場合は商品情報を更新する必要はありません。
(5)商品情報を更新する
4の更新用CSVファイルを使い、実際に商品情報を一括更新します。手順は以下の通りです。
1.ダウンロードしたCSVのファイル名を「item.csv」にする
2.FTPソフトを使い、「upload.rakuten.ne.jp」に接続
3.1のCSVファイルを「/ritem/batch/」フォルダにアップロードする
※上記CSVファイルのアップロード手順が分からない場合は、楽天マニュアルを参照ください。
24時間以内に商品情報が上書き更新されます。これで、利用不可タグIDが一括削除出来ました!
利用上のご注意
ツールをダウンロードした時点で、これらの注意に同意したものとします。
- windows&Mac共に動きますが、「サポート終了したOS」での動作は保証しておりませんので、ご了承ください。また、ブラウザは最新版の利用を推奨いたします。
- 本ツールにより起きるトラブルに対し、弊社は一切の責任を負いません。予めご了承ください。
- 本無料ツールに関する操作上の質問は、お受けしていません。
「タグドロン」ツールについてお気づきの点は、こちらへご連絡ください。
補足
自身でシステムを組んでいる人にもオススメ
なお、システム構築やマクロを組むのが得意な方は、これまでご自身で対応されてきたのではないでしょうか?そういった方にも、このツールはおすすめできます。
なぜなら、楽天のタグIDの更新案内って、ジャンルごとにCSVファイルが分かれています。これをひとつずつクリックして、全CSVをダウンロードする作業が、地味に大変じゃあないでしょうか?
「タグドロン」があれば、その手間暇は必要ありません。
ずっと使える?
また、今後もずっと使えるかどうか、気になられるかと思います。
私たちとしては、ネットショップを支えるサービスの提供が使命ですので、現時点では、今後も楽天の定期メンテナンスに合わせて、最新版を無料でご提供できるように考えています。
ただしタグドロンは「無料ツール」ということもあり、お約束は出来かねますこと、ご理解のほどお願いします。今後ツールを更新しましたら、当社のメルマガでご案内しますので、ぜひご登録いただけますと幸いです。
まとめ
タグIDの削除に代表されるような「定期的に発生する、手間がかかる単調作業」に、あなたの貴重な時間を割くのはもったいないことです。
「タグドロン」で少しでも皆さんのお手間が減らせれば幸いです!(もし使い勝手が良ければ、知り合いの楽天店長さんにも教えてあげてください。)
ツールに任せられる作業は切り出して、自分しかできない仕事に打ち込んでくださいね。
P.S.自分がすべきことが何なのか、迷子になっている方へ
このブログでは、こうしたお助けツールや業務効率化のヒントを発信しますが、弊社のメインのサービスは「ECコンサルティング」です。
ネットショップの運営は、どの店にも当てはまる正解があるものではなく、店ごとにやり方が異なるものです。弊社では店の事情をじっくりヒアリングしながら中長期の方針立てをして、コンサルティングを行っていきます。何から取り組めば良いかを、優先度をつけて提案していくので、やるべきことに集中して成長することができますよ。
この記事を書いた人
- 有名EC企業にて、店舗の立ち上げから店長まで一連の運営業務を経験し、実績を重ねる。その後、食品メーカーに転職、衰退した人気店の建て直しに尽力。2年間でアクセス数4倍、転換率2倍とし、再成長させる。メーカー型、仕入れ型、大規模、小規模共に経験している守備範囲の広さが強み。ネットショッピングが大好きで、女性ならではの柔らかい物腰の中に、鋭いお客目線が光る。