こんにちは、コンサルタントの味藤です。
時間のあるときに、コツコツ修正できるポイントをお伝えしていくシリーズ第4弾。今回は、リピート促進の考え方・コツ、後編です。
注文が入ると、「あ!〇〇さんからだ!」とわかるリピーターさんの存在ってうれしいですよね。「また買いに来てくれたんだ!今回も気に入ってもらえますように…」と、ついついサービスのひとつもしたくなってしまうもの。そんな、自分のお店に何度も訪れてくれる、常連さんが増えるには、どうしたらいいのか、簡単なコツからご紹介します。
「リピートのコツ」前編はこちらからどうぞ!
1.一時的な激売れより「長く愛される店」になりたい!
さて、前編では、「商品リピート」「店舗リピート」2つのうち、主に「商品リピート」についての対策をお伝えしました。 今回後編では、「店舗リピート」のためのコツをお伝えします。
「あのお店のように、うちのお店もお客さんに愛されたい!」そのためには?
「1クールのレギュラーよりも1回の伝説」。最近、YouTubeで大人気の、芸人の江頭2:50さんの名言(と言われている)ですね。でも、お店の運営では、伝説(大きな山)を作れなくても欲を言えば、なるべく長寿番組のレギュラーでいたいもの。
尖がった売上を目指して、前線で勝負し続ける…それはそれでカッコいいですが、多くの中小規模のお店の体力ではなかなか真似できないものです。安定して続いているお店の「続く理由」には、お客さんを引き寄せるヒントがあるものです。
2.「商品」と「お店」は、セットで売る!
イベント企画が成功!たくさんの新規客に購入してもらった!
これからリピーターもじゃんじゃん増えるはず!しかし実際のところ・・お客さん側は、もう店名すら覚えてない。どれだけ熱いメルマガを送ろうが、そもそも見ない。もちろん、リピートされない…。
そうならないためには、実は、 「購入するその瞬間」に「お店のことを覚えながら購入してもらえるかどうか」の仕掛けこそが大事だと言えます。
「頑張れば近々リピートしてくれる」というほど、商売は甘くない。「買ったその瞬間」に、ある程度勝負がついているのかもしれません。
3.「同封物」で店名を覚えてもらう
お店を悩ませる”ネットショップあるある”の1つに、「お店の名前を覚えてもらえない問題」というものがあります。ご新規さんを獲得して、さあリピートだ!と意気込んだところで、「ネットで買った」「楽天かAmazonで買った」くらいの認識しかされず、店舗名はさっぱり記憶していただけない、アレです。
では、覚えてもらうにはどうすればいいか?
でも、「同封物」って言っても、なんでも入れればいいっていうもんじゃありません。最近では環境問題への観点から、イーザッカマニアストアーズさんでは、同封物を廃止する決断をされました。(あのクリアファイルが家にある方も多いはず)
【重要なお知らせ】同梱物の廃止について(e-zakkamania stores)
時代の流れを踏まえ、色々考えることはありますが、大事なのは「モノを入れる入れない」ではなく、考え方を応用することです。
「ネットショップのリピート施策」に閉じないで見てみると、例えばこんな考え方も参考になるものです。
4.「店舗リピート」を促進するなら、イベント企画
お店の都合でリピートしてもらおうとすると、なかなか難しいものですが、お客さん側の「買う理由」に寄せた提案をすると、リピートに繋がりやすくなります。
「買う理由」を明示した、イベント提案でお客さんにまた来店してもらいましょう!
「相談してよかった」と、最近好評です。
今回で、【コツコツ改善】シリーズは一旦終了です。日頃手が回らないことって、忘れてしまいがちですが、いざ手が空いた時に思いだして着手できるよう、普段からわかるところにメモしておくことをお勧めします!
さて、最近のEC業界は、コロナの影響で「かなり売れてて大変!」という方も「ぴたりと止まってしまってどうすれば…」という方もどちらもいらっしゃるのが現状です。
今後を見据えた商売の立て直しはもちろん、今売れている方は、割と販促以外のところに改善ポイントがあったりするものです。
弊社のコンサルティングをご利用の方からは、「親身になってくれてうれしい」「相談してよかった」「頑張ります!」など、よかったとのお声をいただいております。
「これから先どうなっていくのか…」など、気になることや将来への不安がおありの方は、ぜひコンサルティングのご利用をご検討ください!
この記事を書いた人
- 有名EC企業にて、店舗の立ち上げから店長まで一連の運営業務を経験し、実績を重ねる。その後、食品メーカーに転職、衰退した人気店の建て直しに尽力。2年間でアクセス数4倍、転換率2倍とし、再成長させる。メーカー型、仕入れ型、大規模、小規模共に経験している守備範囲の広さが強み。ネットショッピングが大好きで、女性ならではの柔らかい物腰の中に、鋭いお客目線が光る。