こんにちは。コンサルタントの味藤です。
私事ですが、先日、結婚5周年を迎えました^^
夫との出会いを懐かしく振り返りながら思い出していました。夫とは、まだ私がネットショップで一人店長をしていた頃、婚活を経て出会ったのですが、そういえば、当社(コマースデザイン)入社時の採用面接で私はこの「婚活のエピソード」を話しているのです。なぜ話したのか細かい経緯は覚えていませんが、代表坂本の喰いつきが良く、興味深く話を聞いてもらったのを覚えています(笑)。ひょっとしたら、私がコマースデザインに入社できたのには、このエピソードも一役買っているかもしれません。
今日はその婚活エピソードについてお話します。
タイトルにある通り、「3ヶ月」という短期間の婚活で夫に出会うことができたのは、「目標設定」と「プロセスの設計」をして行動したからです。
「会社のブログで、婚活の話!?」と思われるかもしれませんが(笑)、仕事にも活用できる目標達成の事例として、ご参考になれば幸いです。
私が婚活を始めた、事情
コマースデザイン入社数年前のお話です。
前職ではお菓子メーカーに勤務し、EC部門を「1人店長」として切り盛りしていました。
繁忙期などは、製造や出荷場にもヘルプに入り、朝から深夜まで、土日もなく働き詰めという感じでした。
もちろんキツいこともありますが、EC店長職って色々なことを任せてもらえて、やりがいはあるし、かなり楽しいんですよね。
そう、優先順位の一番は「仕事」でした。
ただ、そうなると。。。
そもそも誰かと会う時間が無い。
当時は通勤時間も惜しくって、会社のすぐ近くにアパートを借りて暮らしていたので、家と職場の往復は5分。
これでは、きっかけすらつかめない!
そんな中、三十路を目前に控え、私の人生設計の中では、そろそろ結婚も視野に入れたアクションを起こしていかないとならない年齢に差し掛かります。このままの生活だとマズい・・・。
そこで一念発起し、「婚活」を開始することにしたのです。
わたしが婚活で求めたのは、この2つです。
1.(忙しいから)スピード感を持って良縁を得られること。
2.(スピードは求めるけれど)相性にはこだわること。
私の婚活がうまくいった理由
前述のとおり、たった3ヶ月で夫と出会い、無事良縁を得ることができたわけですが、後からこの婚活を振り返ってみて、うまくいったのには、2つのポイントがあったように思います。
ひとつ「”良いパートナー”の定義を明確にすること」。
ひとつ「どのような行動を起こす必要があるか、プロセスを設計すること」。
まず、「良いパートナー」というのが曖昧です。
なので「自分にとって良い人とはどんな人なのか」を、明確にする必要がありました。
ノートを広げて、自分にとっての「理想の結婚像」を書き出しました。
すると、パートナーはどんな人が良いのかも、徐々に具体的になっていきます。
そして、理想を現実にするには、どのような行動が必要になるかも、洗い出していきます。
やはり、まずは出会わなくてはなりませんよね。
出会うといっても、偶然良い人に出会うのを待つのは時間の浪費だと考え、良縁と巡り合う手段を、ガリガリと書きながら考えました。
具体的に行った内容を、公開します。
ポイント1:「良いパートナー」の定義を明確にする
婚活に際し、パートナー選びが成り行きや直感任せとならないようにしたいと思っていました。
そこで、お相手と会い始める前に、自分の思う「理想の結婚像」を明確化し、「良いパートナー」の定義と、その見極めの判断指標を決めておいたんです。
相手と会ってから考えると、感情も挟み込まれてしまうので、冷静な判断がしづらくなると思って(こうやって文字にすると、なんて打算的な婚活でしょうね^^;)。
ちなみに、私が掲げた「良いパートナーの条件※」と、その「判断指標」の一部はこんな感じです。
良いパートナーの条件 | 判断指標 |
---|---|
結婚に前向き | 「真剣に配偶者を探している」というステータスであること(×「まずは友達からはじめましょう」) |
健康第一 | 持病が無いこと、タバコを吸わないこと |
お互いにストレスのない暮らしを送れる | 一緒にいて疲れないこと。常識や生活レベルが似ていること。金銭感覚が近しいこと |
お金で苦労しない暮らしを送れる | 借金が無いこと。安定した収入のある職についていること。仕事を楽しんでいること |
両家が良好な関係を保てる | 初婚、無宗教、実家が関東近辺にあること |
などなど・・・
※あくまでも個人の希望です
ポイント2:どのような行動を起こす必要があるか、プロセスを設計する
次に、「どう行動するか」です。
前述のとおり、日々忙しい中で婚活をするわけですから、求めるのは「スピード感」でした。
「曲がり角で出会い頭に恋が始まる」ような、偶然の出会いを待つわけにはいきません。
仮にそんな少女漫画のようなシチュエーションで出会ったとしても、その相手が「良い人」である確率を掛け合わせると、成功率はぐっと低いでしょうし。
「合コン」という選択肢もあると思います。
ただ私としては、合コンも「運」の要素が強く、「配偶者を探す」という目的にとっては、非効率な手段だと考えました。
というのは、そもそもどんな相手が来るのかが、事前に分からない上に、仮に良い人がいたとしても、その人と1対1で会話をするわけにもいかず、相手のことを理解するのに時間が掛かりそうな気がして。
(合コンを否定しているわけではありません。交友関係を広げるのには良いと思います。ただ当時「配偶者を最短で探すのには適していないと思った」ということです。)
そこで選んだ手段は「お見合いアプリ」でした。
これであれば、「相手に求める条件」や「どのような付き合いをしていきたいか」などを、自己紹介欄に掲示することで、そもそも条件に合致しない相手をけん制することができます。
お見合いの相手を「自分が求める条件に合致した相手」だけに絞られれば、遠回りすることはないでしょう。
また、逆もしかり、です。
よって、偶然ではなく必然により、良い相手を引き寄せることができると考えました。
※注)
お見合いアプリでの事件やトラブルも発生しています。利用に際しては、自己責任でお願いします。自分の身は、自分でしっかり守ってください。
私の婚活「結論」
結果、婚活を始めて、約3か月で、今の夫と出会うことができました。
私自身が「所詮他人同士だし、価値観や生活スタイルが100%相容れることはない。暮らしの中で擦り合わせていけば良い」という考えなので、決断が早かったというのもあるかもしれません。
人間だもの。最終的には、インスピレーションで「この人だ!」と決めることになるんですけど(笑)、それでも自分の中に「この人で間違いないのだ」と冷静に自問自答をできる判断軸があってよかったなと思っています。
夫も「何となく登録した婚活アプリだったけれど、(私の自己紹介文を見て)最初からパートナーとしてどうかを考えざるを得なかったので、決断が早かったよね」と言ってました(笑)
そして幸いにも、今も夫婦仲良く暮らせています。趣味が合致し、もっぱら一緒に山を登ったり、キャンプしたりとアウトドアな週末を過ごしています。
そりゃあもちろん、「元・他人」ですから、些細なことでかみ合わない点もありますが、建設的に話し合いや歩み寄りを積み上げながら、「生涯の伴侶があなたでよかった」と、お互い思えるような関係でありたいなと思います。
まとめ
入社面接の話題として威力を発揮した?私の婚活エピソードは以上です。
明確な判断軸と行動指針があったからこそ、寄り道をせずスピード感を持って婚活を進められたというお話でした。
「婚活」を事例にしましたが、目標達成のためには、「ゴール像の明確化」と、そこに至る「プロセス設計」が大事というのは、事業でも同じですよね。私は日々、クライアントの皆さんとも、このような「目標を達成するための道筋を描き、実行するお手伝いをしています。
目標定義や、達成のためにどうするか悩んでいませんか?
事業の目標が曖昧な方や、目標はあってもその実現のために何をすべきか分からないという方は、私達コンサルタントがお話を伺い、状況整理をしながら、実現までのプロセス、必要要素の確認やご提案をしています。
誰かに話してみたいけれど、相談相手が思いつかない、、などあれば、お気軽にお問い合わせください。きっと、モヤモヤ→スッキリ!を実感してもらえると思います。この記事を書いた人
- 有名EC企業にて、店舗の立ち上げから店長まで一連の運営業務を経験し、実績を重ねる。その後、食品メーカーに転職、衰退した人気店の建て直しに尽力。2年間でアクセス数4倍、転換率2倍とし、再成長させる。メーカー型、仕入れ型、大規模、小規模共に経験している守備範囲の広さが強み。ネットショッピングが大好きで、女性ならではの柔らかい物腰の中に、鋭いお客目線が光る。