はじめまして、マーケ部の葉山です。ブログには初登場です。
突然ですが皆さんが愛してやまないものは何ですか?
私は、2次元とアイドルです!
最近ふと思ったのですが、私を含めオタクって面白い消費の仕方してると思うんです。
そんなオタクの消費行動をこのブログを通じて紹介したいと思います。
※注
このブログは筆者の経験・解釈に基づくものです。あくまで個人の一例であること、ご理解いただきますようお願いいたします。
はじめに:「オタク」である私の独特なお金の使い方
このブログで読者さんに伝えたいことは、「ファネル的なマーケ・割引・ポイントに左右されない消費の世界」があるということです。
ネットショップを経営されている人の多くが、売上を伸ばすために様々なマーケティング施策を講じて、日々PDCAを回していますよね。けれども、世の中にはそれらに影響されずに商品を購入する人たちが一定数います(私を含め)。
その人たちとは、ずばり「オタク」です。
「なぜオタク?」と思われるでしょうが、理由はとてもシンプルで、筆者がオタクだからです。私のオタ活の紹介や、界隈の出来事をお伝えすることで、コスパを度外視したこんな消費行動があるんだということを、皆さんに知っていただきたいなと思っています。
アニオタ(アニメが好きなオタク)、ドルオタ(アイドルが好きなオタク)、Dオタ(ディズニーが好きなオタク)、鉄オタ(鉄道が好きなオタク)などなど…この世には様々なオタクと言われる文化・趣味の世界があります。
それぞれ好きな分野は違えど共通していることがあります。
それは「好き」が原動力ということ。そして好き故に、お金をかけることをいとわないこと。
もちろん富裕層ではなく、お金は大切です。でも推しの新曲が発売されたらなんの躊躇もなくCD買ったり、イベントにいったらグッズを買ったりなど、お金無いなんて思いつつ買っちゃいます。
一般的なネットショッピングでは、色々なサイトで商品を見比べたりして安いところで買おうとか、ポイント高いところで買おうとかすると思うんですけど、オタクにその概念はほぼありません。しかも、お金かけることに対し抵抗感があまりない印象もあります。
これって独特な消費の形なのかなって思うんです。
推しのものは有無をいわさず買っちゃうんです。。。
あまりこの世界のことを知らない人にとっては、不思議な消費行動なんですよね。好きだから買う・ほしいから買うって、企業や店舗が講じてる策に左右されない行動だと思うんです。
欲しいものがあれば、割引とかポイントなしに買いますし、宣伝されなくても買いますしね。
※オタクとヲタクについて
このブログを書くにあたって最も悩ましかったのは「オタク」と「ヲタク」どちらを使えばいいのかということでした。この言葉に対して抱くイメージも人それぞれなので…。
本ブログでは「オタク」と表記することにしました。
その世界ではヲタクと表記されることも多い(アニヲタ、ドルヲタなど)のですが、オタクの方が一般的に使われている表現のようだったので。
その他にこのブログでは「オタ活」という言葉を使います。類義語に「推し活」「推し事」という表現がありますが、筆者自身が普段使うのがオタ活なので、この表現を使うことにしました(ブログ執筆にあたり界隈の言葉を調べたのですが、知らない間にいろんな表現が生まれていて驚きです)。
私のオタ活
私の趣味の世界は①アニメ・漫画 ②アイドル、以上2つです。
①では集めてる漫画を定期的に購入したり、原画展・映画を観に行く程度。
②については、CD・グッズ・課金制サービスなどにお金を使ってます。推しのアイドルに対して課金することが多い気がします。
そこで、私のドルオタ生活におけるお金の使い方を中心にお伝えします(正直なところ、私はオタクの中でお金を使っている方ではないので、自分が何にお金を使っているのかを書くのはお恥ずかしい限りですが)。
CD
新曲が発売されると必ずとCDを購入します。
CDを買うだけでも、一苦労です。なぜなら収録曲は同じなのに、コンセプト別でCDが発売されるからです。「どういうこと?」と思いますよね。こんな感じです。
例:TWICE
※出典:「ONCE JAPAN OFFICIAL SHOP」
いくつか種類があると、全部欲しくなります。
ということで私の場合は悩まず全種類買ってます。全部買って、1万円ちょっとならいいかなっていう感覚です。
むしろ集めなかったときの後悔がいやなので、後悔するなら買うようにしています。
ただし、一応自分なりのルールを決めていて、買っていいのは1種類1枚までにしています。
私は購入特典にあまり興味がなく、CD自体が欲しいタイプなので、これで満足です。
正直なところ、私が買ってるCDの枚数は少ない方です。
同じCDを10枚以上買うなんて当たり前です。複数枚買う人の多くは、購入特典(ランダムの封入のトレカ・オンラインサイン会など)を入手することが目的です。
特にオンラインサイン会については、ある程度枚数を買わないと参加できない仕組みで、結構シビアな世界です。
私の場合、いくら推しが好きでもここまでできないので、推しのために貢げるファンの皆さんを心から尊敬してます…!
※CDを複数枚購入する話は、別の機会に詳しく書こうと思ってます。
グッズ
グッズももちろん買います。
私はトレカ、アクリルスタンドなどにはあまり関心がなく、タオル、エコバック、Tシャツなど、日常的に使えるものを買います。買ったものの詳細は以下の通りです。
- ジョジョの奇妙な冒険のコラボTシャツ
- 僕のヒーローアカデミア展の限定グッズ(エコバック、ハンドタオル、ファイル、マグネット)
- CLIO×straykidsのコラボ化粧品
など
自分へのご褒美に上記のようなグッズを購入します(結構な頻度で買っているのに自分へのご褒美という感じですが…)。
特にジョジョの奇妙な冒険のコラボTシャツは、私の最推しのシーザーがプリントされたもの!!デザインはかわいいですが、値段はかわいくありませんでした…。
それでも、将来シーザーのグッズが販売されるかわからないので、今回購入したことを全く後悔していません。
課金制サービス
課金制のサービスと言うとファンクラブが一般的ですよね。
けれども、最近は「bubble」という推しとチャットをしてる気分になれるサービスがあって、それに課金しています。
bubbleがすごいのは、1メンバーあたり月額400円程度でメッセージのやりとりができるだけでなく、動画・画像・音声メッセージまで送られてくるということ。
数百円でこのサービスが受けられるのは、正直安いという感覚です(チリツモなんですけどね…)。
それに、やりとりがまめな人もいれば、そうでない人もいる、その人の性格みたいなのがわかるのも、bubbleの魅力だと思います。
架空のやりとりなんてくだらないって思いますよね。けど推しから連絡がくるだけで幸せなんです。その幸せを月額400円で得られるなら躊躇なく課金する、それがオタクです。
▼bubbleとは
K-board「人気K-POPアイドルが続々始めてる!話題のチャットアプリ『Bubble(バブル)』を100倍楽しむ方法」
オンラインライブ
コロナ禍で主流になったのが、オンラインライブですよね。私も何度か視聴しました。もちろん現場に行きたい気持ちはありますが、オンラインライブにもその良さがありますよね。
私は「手軽さ」が何よりのメリットだと思います。
チケットを買えば誰でも視聴が可能で、そのチケットも公演ギリギリまで買える。
それにチケットの値段もリアルなコンサートに比べると安価。だから手軽にコンサートに参加できるのがいいなと思っています。
後はアーカイブに残ること。
これまではコンサートが映像化されるのに半年~1年程待たないといけなかったんですけど、オンラインライブのアーカイブ化って半年未満くらいですよね。
しかもそれがチケット代に含まれる。
何の躊躇もなくチケット買っちゃいますね。
私の月間出費
とある月の私の出費はこんな感じです。
貯金するならその分をオタ活に当てるべきなんでしょうが…実際こんな感じで課金している人っていませんかね?
生活があるため、稼いだ分全てを使うことはできないけれど、生活費の次にオタ活費が占めているみたいなことってないですか?(ちなみ、その他はオタ活の予備費で、どうしてもほしいものがあればその予備費を使います笑)
CDの項目でも書きましたが、推しのために財産のほとんどを貢げるファンの皆さんを尊敬しています。そしてそのような人がいる中で、私がこのようなブログを書くのは恐れ多いと感じています…。
オタクの消費マインド
買う以外の選択肢なし
なんで買っちゃうかを考えてみると、「買う」しか選択肢がないんですよね。
ほしいから買う、貢ぎたいから貢ぐ、それだけです。
見境なくお金を使うなんてことはありませんが、推しに対しては財布の紐は緩くなります。
緩くなるのは、やっぱり推しが好きだからですよね。
推しに対しては、「生活を豊かにしてくれてありがとう」と感謝の気持ちで、その気持ちを返すにはある程度お金を使って応援するしかないと思っています。
だから推しにかけるお金を無駄だと思いません笑。
後悔したくない
買わないで後々そのことを後悔したくない、というのも大きな理由です。
先程購入品の項目で紹介したジョジョのTシャツのように、今後グッズ化されるかわからないのであれば、買った方がいいというマインドです。
万が一買わないで、金輪際グッズ化されないなんてことになったら、買わなかったことを一生後悔すると思います。そうならないように、買えるときに買うようにしています!
後悔しないようにの背景には、「今しか買えないかも」に弱いということがあるんです。これ逃したら買えないかもとなると、買っちゃいますよね。
限定品などに弱いのもオタクの特徴だと思います。
コロナ禍で緩みまくる財布の紐
コロナ禍になって、推しにお金をかけることにより拍車がかかったなと思います。
実はコロナが流行する前は長期休みに海外旅行に行くのが定番で、それにお金がかかっていたんです。けれどもそれができなくなり金銭的に余裕がでてきて…すると使う先は趣味しかないですよね。
オタ活のために、お財布からお金がでたがっているんだと割り切っています。
おわりに
ほしいものを手にいれることが最優先なのが、オタクの消費行動です。それを念頭に置き
①ECとの関連
②世間のデータとの違い
以上2つの観点でこのブログをまとめてみようと思います。
①ネットショップとオタクの相性◯
あくまで持論ですが、ネットショップとオタクとの相性はいいと思います。
時間・場所の制約を受けず、ほしいものをほしいときに買えるのは、すごく助かります(発売日にアクセスが集中して買えないなんてことはあるあるですが…涙)。
加えて、受注商品、発売時期を逃して今になってほしくなったもの、海外の商品などネットを使わないと手に入らないものが結構あります。
そんな時、ネットショップの存在はとても有り難いです。
私の場合、海外のアイドルを推していて、以前にも海外のサイトからグッズ購入しました。送料がちょっと高めなのが痛いですが、それでもほしいものが手に入るのであれば送料なんて気にせず買います笑。
②世間のデータはあてにならない?!
一般的なECの消費分析のようなデータ分析の結果がありますよね。
それと今回紹介した消費行動とは「別物」と考えてもらえればと思います。なぜなら消費の理由が異なるからです。
「『オタク』な私の独特なお金の使い方」の項目で述べたように、私たちの行動は「好き」が原動力であり、それが消費のきっかけです。
好きだからほしくなるし、好きだから買わないといられないんです。
なので、「日用品を買う」「生活必需品を買う」ことを前提としたデータの結果とは、違う現象が起きていると思われます。
オタクの消費行動に関しては、世間のデータがあてにならないというより、データとは別の行動様式があると認識いただければと思います。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございました。
このようにお金を使っている独特なオタクの消費行動を、少しでも知っていただき、新しい視点として考えるきっかけになれば幸いです。
この記事を書いた人
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前職では、教育関係の企業でマーケティングリサーチを担当。データの収集・分析及び考察を得意とする。
アイドルオタク歴20年。2次元(アニメ・漫画)とアイドルが好き。推しにお金をかけるのを厭わないタイプ。人生のバイブルはジョジョ(第2部)