【動画つき】今さら聞けない「検索対策すると売れるワケ」 EC初心者が知っておきたいことシリーズ#1（楽天/Yahoo/Amazon各モールのSEO対応）

突然ですが！当社、YouTubeはじめます！
当社のブログといえば文量の多さ。5G時代をむかえてなお、真っ黒なテキストをつらぬいてきました。…が、多様化する世の中。いろいろな形でECのノウハウをお届けするのも当社の使命のはず。ということで、YouTubeチャンネルを立ち上げました。

今後、ときどき動画も使って情報をお届けしてまいります！ぜひチャンネル登録よろしくお願いします！

さて、記念すべき第一回目のテーマは「どうしてSEO（検索対策)をすると売れるのか」です。SEOの成果に直結するたいせつな知識で、モールでも本店でもかならず押さえておきたい超基本のお話です。

ご視聴いただくと、以下のポイントがすっきり整理できるようになります。

どうして検索対策をすると売れるのか、その理由
１の理由をもとに、SEOをどう進めていったらいいのか

結果、自分のお店はSEOで何をすべきか判断ができ、最短距離で売上アップさせやすくなるはずです！
よく知らずにSEOをされていた方は、ぜひここで整理をしていってください！新人さんにお見せするのもオススメですよ…！（文字起こしもあります！）

- 目次 -

動画で見る

それでは早速、動画をご覧ください！7分30秒ほどです。
（忙しい方は、歯車アイコンから速度を調整してご覧ください！）

1.どうして検索対策をすると売れるのか？

ここからは動画内容の文字起こし（一部補足あり）です。文章派の方はお付き合いください！

まずはトピック1つ目、「どうして検索対策をすると売れるのか？」からお話します。

いつもの買い物に学ぶ「表示」と「クリック」

日頃、みなさんが楽天やYahooといった「モール店でお買い物をするとき」を思い出してください。以下のような流れで買われる方が多いかと思います。

まず、ほしい商品にまつわるキーワードを考えて検索する
そして、出てきた結果を見て、「これだ」と思ったらクリックする
最後に、ページを見て納得したら買う

このときみなさんは、検索結果の何ページ目くらいまで掘りさげて見ますか？
何を買うかにもよりますが、だいたい1ページ目、せいぜいめくっても3～4ページあたりから選びませんか。20～30ページまで見ることはそうありませんよね。仮に見たとしても、この域になるとほとんど流し見で、あまりクリックしないのではないでしょうか。

ここからわかるように、1ページ目など上位に出てくる商品と、ずっと下に出てくる商品とでは、お客さんに見てもらえる可能性も、クリックされる確率もまったく違ってきます。

検索上位ならたくさんの人に見てもらえ、クリックもしてもらいやすいので、売れる確率があがります。しかし順位が低いとそうはならないのです。

検索経由のアクセスは、表示数とクリック率で決まる

これを公式的に表してみると、こんな感じになります。

検索経由のアクセス数　＝　検索結果に表示される回数ｘクリックされる確率

WEB広告の効果測定でよく使われるロジックですが、実は検索経由のアクセスにもあてはまるんです。（ECモールでは、「検索結果に何回表示されたか」は基本的に見られませんけれどね…）

心得のある方は、「Googleのサーチコンソール」を思い出していただくとわかりやすいかもしれません。

どういう意味？

意味を説明します。

まず前者の「表示される回数」は、お客さんが検索した結果に「自分の商品ページが何回表示されるか」のことです。検索順位が高かったり、いろんなキーワードにヒットできたりすると増えていきます。

そして後者の「クリックされる確率」。こちらは、お客さんの検索画面に表示されたときに「何％の確率でクリックしてもらえるか」のことです。検索順位とあわせて、商品画像が魅力的だったり、レビューの評価が高かったりすると増えます。※他にも色々ありますが割愛します。

数字で説明します

数字をあてはめると、たとえば、あるキーワード検索で100回表示されたとして、うち1％の人がクリックしてくれたとします。そうすると、表示回数100回ｘクリック率1％なので、1件の検索経由のアクセス数が取れるというわけですね。

検索対策をして検索順位が上がると、この表示数とクリック率もあがります。
仮に表示回数が300回になってクリック率も5％までアップしたとすると、表示数300回ｘ5％なので、アクセス数は15件になります。

逆に順位が低かったりで表示数50回、クリック率0.5％だったりすると、1件もアクセスが取れません。

表示とクリックが増え、アクセスが伸びる。その結果、売れる

こちらのECの売上公式にもあるように、アクセスは売上に直結しています。
SEOで検索結果に表示される回数とクリックされる確率を増やすとアクセス数が増えるので、その結果として売上が伸びる、というわけですね。

これが「検索対策をすると売れる理由」です。

2.理屈をもとに、SEOをどう進めるべきか？

ここから、ご説明してきた「検索対策をすると売れる理由」がわかることで何ができるのか？をお伝えします。

結論としては、「どんな検索対策をすべきか」が判断できるようになるので、効率もあがり、成果も出しやすくなるという効果があります。

検索対策＝表示とクリックの両方を増やすこと

さきほどの公式をもう一度おさらいしましょう。

検索経由のアクセス数　＝　検索結果に表示される回数ｘクリックされる確率

ご覧のとおり、2つの要素は「掛け算」になっています。どちらかが上がればアクセスは増えるし、どちらかが下がればアクセスは減る関係になっています。よって、検索対策というのは、これら両方の数字を高める対策だといえます。

さて、勘の良い方はお気づきと思いますが、この「表示回数」と「クリックされる確率」の2つの要素は、それぞれ必要な対策が違うんです。
つまり、ひとくちに検索対策といっても、表示回数とクリックされる確率のどちらが課題なのかによって、やることも優先すべきことも変わってくるというわけです。

表示回数を増やすには

まず表示回数ですが、こちらは検索順位のアップに加え、いろんな検索キーワードに引っかかるようにすることが大切です。

たとえば、「ジャケット」を売るとします。「ジャケット」の検索上位が取れず、なかなか検索結果に表示されないようなら、「上着　秋冬」「フォーマル　はおりもの」といったキーワードでも表示させるのが有効になります。いろいろなキーワードにヒットさせることで、表示される確率を増やし、アクセス数をのばすというわけですね。

クリックされる確率を増やすには

そしてもう一方、クリックされる確率です。
こちらはいろいろな施策がありますが、たとえば、お客さんのニーズにそった商品画像に直したりするのが重要な施策になってきます。

「フォーマル」な検索キーワードで売れるジャケットであれば、ラフに着崩しているモデル写真ではいけませんよね。検索キーワードにあわせて、フォーマルなイメージの画像にすることでクリックされやすくなり、売れるようになっていきます。

検索対策で売れる理由がわかっていないと、こうして状況を分けて考えることができないので、ヤミクモに「とにかく上位にしなきゃ」「キーワードを書かなきゃ」となってしまい、結果ムダが発生したり、効果がでなくなってしまうというわけなんです。

まとめ

ここでは、以下のことについてお話してきました。

検索対策で表示回数とクリック率が増えると、アクセスが伸びる。その結果、売れる
表示回数とクリック率では必要な対策が違う。状況を見て、分けて対策を考えることで効果がでやすくなる

ふりかえってみていかがでしょうか。
「とにかく検索対策をすれば売れるらしい」というアバウトな理解だったところから、「うちの場合はまずは表示回数だから、キーワード書いたり順位対策したりが先だな」「いや、うちは先にクリック率だな」と具体的に考えられるようになったのでしたら嬉しく思います！

これまであまり理屈を考えず、「とにかく何でもいいから順位をあげよう！」「とにかく手を動かそう！」と思っていた方は、ぜひ今回の内容を参考に、SEOのやり方を見直してみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

コマースデザインスタッフ: コマースデザインは、EC事業のコンサルティング会社として、ECのお役立ちツールやECコンサルティングを提供しています。全サービスの累計支援先企業は23,000社を突破しました。「色々な個性を持ったお店が数多くあり、お客さんに豊かな選択肢があるEC業界」を目指し、中小ネットショップ事業者の皆様の「強み」を引き出す支援を行っています。
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