今回のテーマは楽天市場のSEO。
楽天サーチの検索順位が上がらずに悩まれている方へ向けて、「順位が上がらないときに思い出してほしい3つの観点」をYouTube動画付きで解説します。
楽天も競争激化の一途をたどり、検索経由のアクセスも取りづらくなってきています。
正面突破ではなかなか難しいなと感じたときに、ぜひ参考になさってみてください。
※前回の動画でふれた『SEOでは表示数とクリック率が大事』という前提を踏まえたお話です!まだ視聴前orお読みでない方はあわせてご覧ください。
動画で見る
動画でみたい方はこちらからご覧ください!7分50秒ほどです。
(忙しい方は、歯車アイコンから速度を調整してご覧ください)
はじめに
楽天出店者のみなさん、楽天サーチの検索順位が上がらないとき、どんな対策をしていますか?
たとえばRPPや広告を使って露出を増やす方法もありますが、お金をかけられない場合、キーワードを商品名に入れるようにしたり並び替えたりといった調整をされる方が多いかと思います。
たしかに、以前はキーワードの調整だけで順位をグンと上げられた頃がありましたよね。
もちろん今も効果はあるのですが、残念ながらキーワード調整だけで安定して上位表示させるのはかなり難しいです。
では、どうしたらいいのか?
ということで、今回ご紹介する「検索順位が上がらないときに思い出してほしい3つの観点」がこちらです。
- 1.外から攻める
- 2.アピールをずらす
- 3.変化を追いかける
順番にお話していきますね。
楽天の順位アップ対策(1)外から攻める
まず1つめが「外から攻める」です。
前回の動画でもお伝えした、キーワードを広げて表示を増やしに行く観点と関連しています。
たとえば、ケーキ屋さんが「ケーキ」のキーワード検索で順位を上げたいとします。
…が、この記事を執筆している時点で「ケーキ」の検索結果は約67.5万件。商品名にキーワードを書いて並び替えたくらいでは上位表示は難しい状況にあります。
では、どうするか?
こうしたときは、いったん「ケーキ」単体で上位表示を狙うのは忘れてしまいましょう。
そして外堀を埋めるようなイメージで「ケーキ 男の子」「ケーキ おもしろ」のようなケーキ+αの細かいキーワードを網羅して、これらのキーワードで上位表示させる方に意識を向けてみましょう。
もちろん、「ケーキ おもしろ」のようなニッチなキーワードは、「ケーキ」単体よりも検索される数は少ないです。しかし、だからこそライバルも少なく、表示もされやすい傾向があります。なので、そこに注力してコツコツとした売上を作ることを目指しましょう、というわけです。
(「ケーキ おもしろ」のヒット件数は1.3万件。ケーキ単体の67.5万件と比べ、競争相手の98%がいなくなる計算です。ケーキ単体にしがみつくよりも、ずっと見てもらえるチャンスがあります)
こうして細かなキーワードで売上やレビューといった実績がたまっていくと、だんだんと商品への評価も高まって、最終的には「ケーキ」のような大きなキーワードでも順位が上がりやすくなっていきます。
これが、「外から攻める」検索対策です。
楽天の順位アップ対策(2)アピールをずらす
2つめは「アピールをずらす」です。
これは前回の動画でいう「クリック率を上げる」話と関連しています。
要するに『よその商品と違いや、自店舗だけの魅力をアピールすると、多少順位が下でも売れやすくなります』という考え方です。商材によって効果の高い低いはあるのですが、大事な話です。
ニーズが合えば、順位が低くても売れる
ネットショップを運営されている皆さんは、日頃のお買い物にもネットショップを利用されているのではないでしょうか。
ネット通販のお買い物に慣れていると、検索上位の安いお店でスパッと買って終わりにするようなご指名買い商品を買う機会も増えてきますよね。なので、ついつい「順位が下だと売れない」と反射的に思い込んでしまいがちです。
…が、実はそうとも限らないところがあるんですよね。
たとえば、それこそ誕生日ケーキや、パーティのドレス、礼服選びなんかを想像してみてください。
こうした商品は、単純に順位だけでは選びませんよね。検索1位でもデザインが気に入らなかったり、サービスが求めているものとあわなかったりなどの問題が出てくるので、それなりに深い順位の商品まで見比べて決めるのではないかと思います。(食品・アパレルだけでなく、ギフトやインテリアのジャンルもそうですよね)
つまり、検索3~4ページ目など多少低い順位でも、選ばれるようなアピールができていれば売れるチャンスはあるというわけです。(「検索結果で50ページ目」とかになるとさすがに厳しいのですが…)
他店とアピールをずらしてニーズを取る
では、その「選ばれるアピール」とは何か?というところで出てくるのが、「ずらす」という観点です。
「ずらす」というのは、どこのお店でも言っているような「品質が良い」「送料無料」「ポイント何倍」を同じように訴えるのでなく、「他の店のよく似た商品とは違う、うちの商品を選ぶべき理由」をしっかり検索画面でお客さんに伝えるということです。
たとえば、
- うちのケーキは●●は一切不使用ですよ
- うちは希少な●●素材を使ってますよ
- ●●がついてくるのはうちだけですよ
といったように、お客さんが求める違い、をパッと見てわかるように商品画像などでアピールをするわけですね。
それでお客さんが「そうそう、こういうの」と思ってくれれば、多少順位が低くても、クリックはされますし、売れるようになります。
そして、多少低いところからでもコツコツ売上を作っていくことで、「外から攻める」のと同じように実績がたまっていって、だんだんと順位が上がりやすくなっていきます。
これが、「アピールをずらす」対策です。
楽天の順位アップ対策(3)変化を追いかける
3つめは「変化を追いかける」観点です。
日々、検索順位やお客さんのニーズの変化をチェックして世の中の変化に先回りしていきましょう、という話です。
人気の商品や検索キーワードは日々移り変わる
楽天の人気商品ランキングや、(なくなっちゃいましたが)人気検索ワードランキングを見ていると、お客さんの需要や検索キーワードは、世の中の動きに合わせてぐるぐる移り変わっているのがよくわかります。
たとえ話ですが、「いちごのショートケーキ」があったとして。
それがある日、メディアやSNSで「ガトーフレーズ」として紹介されて人気が爆発したとすると、同じいちごのケーキであっても、「ショートケーキ」でなく「ガトーフレーズ」として販売している商品のほうが人気がでたりします。
こんな感じで、世の中のトレンドや動きにあわせて、それまで注目されていなかったキーワードで急激に露出が増えたり減ったり、売り上げが伸びたり落ちたりといったことが本当によく起こります。
こういった変化を敏感に察知して、先手先手で対策を打てるようになると、それまで低い順位に沈んでいた商品でもグンと順位をのばせたり、あるいは獲得できた高い順位をキープできたりする可能性が高まります。
なので、SEOで成果を出すのであれば、世の中の変化はかならず追いかけておきたいところです。
検索順位チェックツールを使おう
そんな世の中の変化を、確実に察知するときに便利なのが「検索順位チェックツール」です。
ツールが自分の商品の検索順位の上がった下がったをキーワード別に自動でチェックして、毎日お知らせをしてくれるので、状況の把握が簡単にできるようになります。
このツールですばやくお客さんのニーズ変化をキャッチすることで、たとえば「ケーキ おもしろ」のほうに注力したほうがいいなですとか、「ケーキよりガトーフレーズのほうが人気が出てきているな」ですとか、こういった判断が簡単に効率的にできるようになります。
楽天では「検索伝令くんGOLD」がオススメ
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まとめ
以上、今回は「順位が上がらないときに思い出してほしい3つの観点」ということで、
- 1.外から攻める
- 2.アピールをずらす
- 3.変化を追いかける
以上3つの観点をお伝えしてきました。
ネットショップも競争が日々激化する一方ですよね。
なかなか検索順位も上げづらくなってきてはおりますが、今回ご紹介したことを参考に、じわじわと狙いのキーワードでの順位を上げて行けるよう頑張っていきましょう!
この記事を書いた人
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コマースデザインは、EC事業のコンサルティング会社として、ECのお役立ちツールやECコンサルティングを提供しています。全サービスの累計支援先企業は23,000社を突破しました。「色々な個性を持ったお店が数多くあり、お客さんに豊かな選択肢があるEC業界」を目指し、中小ネットショップ事業者の皆様の「強み」を引き出す支援を行っています。
詳しくは、コマースデザインについてをご覧ください。
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